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​身近な風景

執筆者の写真tokyosalamander

「どんぐり」でない木の実

10月22日(日)。佐野市文化会館の周囲では、「ヤブツバキ」や「トチノキ」が、固い実(堅果)を付けていました。

「どんぐり」は、ブナ科のなかまの木の実です。ブナ科以外でも、ツバキ科の「ヤブツバキ」がたくさん実をつけていました。

分厚い果皮が熟すと3つに裂け、種子が転がり落ちます。

ツバキは、美しい花だけではありません。種子から椿油を搾り取り、化粧品に用いられています。油がぎっしり詰まった木の実です。



一方、文化会館の近くの公園では、紅葉が始まっていました。

この特徴ある葉は、トチノキです。街路樹としてよく使われています。

トチノキの実(とちの実)は、すでに熟し、地面に落下していました。

「とちの実」は大きさも見た目も「クリ」に似ています、しかし、クリはブナ科ですので「どんぐり」ですが、トチノキはトチノキ科なので、残念ながら、「どんぐり」の仲間入りをすることはできません。


種子には、アクが含まれていますので、そのまま食べることはできませんが、種子のデンプンを採ってアクを抜くことで、とち餅や、とち団子を作ることができます。


他にも、「どんぐり」でない木の実(堅果)が落ちているかもしれませんね。

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