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​身近な風景

執筆者の写真tokyosalamander

「桜のある身近な風景」part 2.0

更新日:4月12日

2024年4月8日(月)多くの方々から「桜のある身近な風景」写真をいただきました。現在の桜の名所でのベストショット、思い出の桜など、それぞれの人生分だけ桜の風景があると思いました。それでは「桜のある身近な風景」part 2.0 をお楽しみください。

8日(月)朝、渡良瀬川河川敷の遊歩道から見た桜の風景。


まずは、県外から紹介いたします。


<京都府京都市>

by 「こまたい」くん

「5日(金)『哲学の道』沿いです。ちょうど見頃を迎えています。外国人を含めて大勢の観光客がいました。」

「5日(金)夕方、ここは、大文字山の火床(標高300mくらい)です。こちらも桜が見頃でした。」

「6日(土) 鴨川沿いの桜です。」

→京都の文化の中に、桜のある風景がしっかりと根付いていることを感じました。時間帯によっても、桜の印象は変わってきますね。京都に住んでいる「こまたい」くんならではの場所と時間のセレクトでした。



<愛知県名古屋市>

by 日光の大先生

7日(日)日光では桜はまだ早いとのことで、日光にお住いのS先生から、名古屋城の桜の写真が届きました。「名古屋城の桜🌸 料亭の女将が送ってくれました!」

→さすがは、国内はもとより世界を股に掛けてご活躍のS先生、感服いたしました。名古屋城の桜も満開のようです。



<東京都>

by 萩原さん

「7日(日)日本橋の桜です。今日は満開で、とても賑わっていました。たくさんの人々が桜を写真に撮っていました。日本人は桜が好きですね。晴れの桜は最高です♪」

「8日(月) 九段下 千鳥ヶ淵の桜です。満開でした。散る直前でほんの少し散り始めています。最も美しい桜の姿かもしれません。」

→毎回、たくさんの写真を送ってくださいました。桜の名所を居ながらにして楽しむことができました。特に今年は満開と土日が重なり、絶好のお花見日和となりました。それだけで嬉しくなりますね。



by 「動物のもりびと」さん

4日(木)「動物のもりびと」の妹さん(東京在住)が撮られた写真を送っていただきました。東京の桜の名所巡りをお楽しみください。


7日(日) 東京の桜の標本木(開花を観測するために指定された樹木)のある靖国神社と皇居の桜です。

→桜の名所のラインナップの凄さにびっくりしました。いろいろな場所を回っていただき、ありがとうございます。どの場所でも、ソメイヨシノは違和感なく溶け込んでいます。日本人の心の遺伝子にも「桜のある風景」が刻み込まれているかのようです。



<埼玉県熊谷市>

by 佐野のSさん

「6日(土)熊谷ラグビー場の桜です。今日もパナソニックが勝って、桜も満開。」

→いいことがあると桜もよりきれいに見えますね。



<埼玉県さいたま市>

by 「カケス」さん

「31日(日)埼玉県営大宮公園に桜を見に来ました。ここは『日本さくら名所100選』にも選定されています。まもなく満開といったところでした。花見客の多かったこと!」

→栃木県より満開の時期が早いですね。お花見の場所取りや宴会は、まさに昭和の世界です。さすがにネットで場所の予約とは行きませんが、それがまたいいのかもしれませんね。



<群馬県伊勢崎市>

by 「ポテト」さん

「7日(日)伊勢崎市の華蔵寺公園の桜です。満開にはまだ早かったですが、淡いピンクにとても癒されました!」


伊勢崎市民病院北側の公園の桜です。ちょうど10年前に撮った写真(左側)が出てきました。菜の花と桜のコラボレーションが素敵でした。しかし、数年前の豪雨の際の増水で、菜の花は見られなくなってしまいました。もうこのような写真が撮れないのが残念です。」

→ポテトさんの思い出の桜は、やはり何物にも代えがたいようです。でも、時間が経てば、また菜の花が復活するかもしれませんよ。そんな時期が来るのを私も期待しています。



<栃木県足利市>

by 「Katie」さん

「6日(土)足利総合運動公園に咲いていた桜です。場所によって咲き具合がだいぶ違いますが、風が吹いていないので、落ちた花もきれいに残っています。」

→同じ場所でも咲き具合が違うのは、やはり謎ですね。陽当たりもそれほど変わらないので、何らかの要因が影響しているのではないかと考えています。手の平に、落ちている花びらを乗せている写真は初めてです。こういう楽しみ方もあるのかとハッとしました。



<栃木県佐野市>

by 「しばのももちゃん」さん

「7日(日) ボート部が活動している渡良瀬川沿いの桜です。」

→ボート部の練習もいよいよ本格化ですね。どの辺りか、だいたいわかります。新入部員がたくさん入ってくれることを願っています。


by 哲さん

「10日(水)佐野市内の秋山川です。桜の時期の海陸橋からの男体山の眺めが好きです。しかし、2019年の台風による堤防決壊で、護岸の風景が一変してしまいました。」

→秋山川の流れを眼下に、男体山と桜の花のコントラストが印象的です。護岸工事は今も続いているようですが、新たな風景が魅力的なものになることを期待しています。



by 佐野のIさん

↑3月30日(土) part 1.0 で紹介した写真です。 ↓1週間後の4月6日(土)です。

「6日(土)バケツの水でも満開になりました。」

佐野高校の桜(ソメイヨシノ)は、クビアカツヤカミキリにやられたことから、3月30日(土)に全て伐採されました。その時に、業者から分けてもらった枝をバケツの水で見事開花させました。Iさんの思いは、この瀕死の桜にも届いたのかもしれません。まさに、「神の手」のなせる技だと思いました。


→1988年4月14日の某S高校のお花見の写真です。昔は、普通に学校でお花見をしていました。この桜の木はもうありません。お花見の思い出として、写真が残っていて良かったです。ちなみに、木の上に登っていたのは私でした。不適切にも程がありますよね。


by 「しのピー」さん

「7日(日)実家の桜が満開になりました🌸 (下の写真は)大平運動公園の桜です。去年の写真ですが、3月30日には満開になっていたようです。ライトアップされているので綺麗です。」

→実家の庭にこれだけの桜があるとは、羨ましい限りです。大平運動公園の夜桜は、しのピーさんの中で、桜の思い出として刻まれているのですね。今年も見られるといいですね。


by 常連の草野さん

「7日(日)左側は、佐野市田島町の桜並木です。右側は、菊水苑の桜です。」

→満開の桜並木は穴場ですね。桜吹雪の中を歩いてみたいです。さすがは常連の草野さんだけあって、穴場情報を盛り込んでくれました。右側の写真では、すでに葉が出ています。


by 若林さん

「9日(火)15時半、佐野市の秋山川河川敷です。土手の桜は手が届くほどのところにも枝があります。この河川敷のグラウンドでは、息子たちが小学校から高校卒業までずっとサッカーをやってました。菜の花と桜を一度に楽しめるお花見スポットです。いろんな角度から眺めを楽しむことができます。」

→この遊歩道は良く知っています。この時期の放課後、先生方とマラソンやウォーキングでよくここまで来ていました。桜のトンネルをくぐる時は、誰もが幸せな気分になりました。


by リツさん

「4日(木)秋山川河川敷の遊歩道です。桜はちょうど満開でした。」

→ここは(上記の)若林さんの思い出の桜並木と同じ場所です。佐野市民にとって、この桜並木は知る人ぞ知る桜の名所です。満開の桜は、1歳児リツさんを思わず笑顔にさせてくれる不思議な力を持っています。


by 新井さん

「2018年3月30日、佐野市朱雀中央公園:佐野市から下野市に引っ越す前日に、桜の写真を撮って回ったときの写真です。」

→これは見事な満開桜ですね。長年住んでいた佐野市の思い出として、満開の桜が選ばれたとしたら、桜も誇らしかったに違いありません。



<栃木県栃木市>

by リツさん

「4日(木) 栃木市大平の太山寺の桜」

「4日(木) 栃木市大平の長楽寺の枝垂れ桜」

満開の桜には、満面の笑顔が似合っています。桜色のパンツも似合っています。

→ピトさんとリツさんです。幼児たちは、満開の桜をどのように見ているのでしょうか。今は、記録として残しておくことにしています。


by 栃木のSさん

「8日(月)栃木高校の桜です。」

→さすがに伝統校だけあって、庭園がきれいに整備されています。桜にもどことなく品がありますね。


by 「智泉」さん

「7日(日)午後、栃木市の大平山へと続く「桜のトンネル」をくぐり、大平山の山頂に向かいました。山頂の茶店では「団子・卵焼き・焼き鳥」の最強のセットメニューが大人気です。山頂の開花は少なめでしたが、眼下に広がる桜色を見ながらの食事はとても癒されました。」

→至福の時を過ごされた「智泉」さんご夫妻にとって、最高のお花見だったことが伝わってきました。今度行かれるときは、誘ってください。


by みるさん

「7日(日) 栃木市西方町の『金崎の桜堤』です。母と一緒に行きました。」

→『金崎の桜堤』は、思川の堤上に約200本の桜並木が続いています。この桜は大正14年(1925)、当時の皇太子(昭和天皇)のご成婚記念として、金崎の青年団によって植えられたそうです。この日は「金崎のさくらまつり」が開催され、多くの花見客で賑わっていました。満開の桜の花は、見る人の心を癒してくれると共に、新しい環境で頑張ろうとしている人の背中を、そっと後押ししてくれるような気がします。



<栃木県下野市>

by 新井さん

「5日(金)自治医大:大学構内にも、ソメイヨシノを中心に数多くの桜が植えられています。去年は風が強く入学式のときには既に散ってしまっていましたが、今年は入学式の日(4/5)にちょうど満開を迎えていました。入職から1週間が経過し、消化器内科病棟での業務もスタートしました。

→新たなスタートも満開の桜に祝福されているようです。ご活躍を期待しています。


「3月31日(日)下野市天平の丘公園の下野国分尼寺跡 淡墨桜(エドヒガン)と滝桜です。」

→日本には、約500種類の桜の品種があるそうです。ソメイヨシノ一択ではありません。



<栃木県小山市>

by 「マロたん」さん

「本日(7日)の小学校です。そして、お気に入りの桜の写真を送ります。」

→学校と桜の木は、ほぼセットのような深い結びつきがあります。足利や佐野では、クビアカツヤカミキリにやられてしまい、伐採されている学校が多いそうですが、やはり残っていてほしいですね。しかし、ソメイヨシノはの寿命は60~70年ですので、いつかは枯れてしまう運命にあります。気持ちとしては、できるだけ先送りにしたいところですね。



<栃木県宇都宮市>

by 「7n3egd」さん

「8日(月) 総合教育センター前の桜並木です。元同僚から送ってもらいました🌸」

→研修に来る先生方がくぐる桜並木(桜のトンネル)です。研修というと気が重い傾向がありますが、こうした満開の桜を見ると、背中を押してもらっているような気がします。


by DAIKIさん

「6日(土)自衛隊の宇都宮駐屯地に行きました。花はもちろんのこと、若き隊員という桜も美しく咲き誇っていました。」

→駐屯地にも桜並木があるのですね。桜は見る人によって、心の中のイメージが投影されるのかもしれないですね。珍しい場面の写真ありがとうございます。


by Sさん

「5日(金)栃木県庁近くの神社の桜です。」

→かなりの老木という感じがします。枝の上の方はまだ咲ききっていない感じがします。


by ひとみさん

「8日(月) 宇都宮大学の桜(ソメイヨシノ)は満開です。」

「8日(月) 宇都宮大学の駐車場の桜は満開です。右側の枝垂れ桜はまだ満開ではありませんでした。」

→宇都宮大学にも桜(ソメイヨシノ)の大木があります。桜の樹齢は、桜が生えている建物の歴史をも表しています。



<那須塩原市>

by 大森さん

「10日(水)那須拓陽高校でも、桜がきれいに咲いています。写真は、『大山門(おおやまもん)』と満開の桜です。」

→那須拓陽高校は昭和20年に栃木県立那須農学校として開校しました。昭和30年度以降、志望者が急増したため、農地の拡張が必要となりました。そこで、地元の大山巌元帥の土地を提供(売買)していただくことになり、江戸時代初期の創建とされる『大山門』も寄贈されました。当時は生徒の通用門として使用されていたそうです。由緒ある『大山門』と桜は、当時から生徒たちを見守ってくれており、今も大切にされています。



by 吉田さん

「8日(月)始業式の朝の黒磯高校の桜です。黒磯高校では正門付近には桜がなく。南側の通用門付近にだけ、桜があります。実は、学校設立当初はこちらが正門でした。当時の実践女子校時代の生徒さんたちは、この桜を愛でながら学舎に入って行ったのかと思うと、感慨ひとしおです。今年度、黒磯高校は創立99周年を迎えます。」

→貴重なお話ありがとうございました。学校設立に合わせて桜も植樹されたと考えると、この桜は100歳近いということかもしれません。(しかし、ソメイヨシノの寿命を考えると、代を重ねている可能性はあります。)県北でも桜が満開となっていることが分かりました。桜前線、一気に前進していますね。



🌸それぞれの桜の木は、それを取り巻く人間との関わりを示していることがわかりました。私たちは、自分たちの歴史を桜(特にソメイヨシノ)に重ね合わせて見ているのかもしれません。日本人の心の遺伝子(があるとすれば)、満開の桜への思いが刻み込まれているような気がします。


桜のある身近な風景」プロジェクトを通して、日本人と桜について、いろいろなことを考える機会となりました。読者の皆様には、ご協力を感謝いたします。ありがとうございました。


なお、今後の開花状況や散りゆく桜の情報についても、順次、紹介いたします。



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