2024年7月20日(土)、「動物の守り人」さんから、ミンミンゼミの「蝉時雨(せみしぐれ)」の動画をいただきました。
足利大学本城キャンパスへと続く遊歩道(通学路)は、周囲が樹木に囲まれているため、猛暑の夏でも、木陰の中を歩くことができます。朝早い時間帯ではほとんど人通りがありません。
前日降った雨で路面がしっとりと濡れている中、朝から降り注ぐ蝉時雨は、昼間の猛暑と蒸し暑さを予感させますが、日本人にとって、単なるうるさい雑音ではないようです。セミの鳴き声しか聞こえないことで、逆に、静けさを感じることもあります。
また、蝉時雨は季節を感じさせてくれます。夏を彩るセミたちが羽化する時期や場所は、セミの種類によって違っています。今、この遊歩道で聞こえているのはミンミンゼミですが、やがて、アブラゼミも聞こえてくるようになるはずです。また、ツクツクホウシやヒグラシの鳴き声も聞こえてくるかもしれません。セミの種類によって、蝉時雨の感じ方は違ってきます。
永遠に鳴き続けるのかと錯覚することもありますが、実はそれを耳にできる時期はそれほど長くはありません。人間の栄枯盛衰のように、今、この瞬間に聞くことのできる蝉時雨は、この場限りと考えると、この瞬間を楽しむことが正解なのかもしれません。
蝉時雨とセミの鳴いている姿を投稿してくれた「動物の守り人」さんに改めて感謝いたします。
蝉時雨の遊歩道。
聞こえている音楽は、隣接する織姫公園内に設置している織姫チャイム(時報装置)です。毎朝7時に、足利市歌「われらの街に」が流れています。
鳴いているミンミンゼミ。
どんなふうに鳴いているのかがよくわかります。これだけ近づいても、セミが逃げないとは凄いです。さすがは「動物の守り人」さんですね。
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