2024年2月18日(日)「雛人形展」が葛生伝承館で開催されていました。雛人形展は、葛生伝承館に寄贈された思い出深い貴重な雛人形が展示されています。
十二人揃 (じゅうににんぞろえ) 明治時代の作です。
「雛人形の起源は、罪や汚れ(けがれ)をなでつけられて川に流された人形(ひとがた)にあったと言われ、その名残りが流し雛の習慣として残ったとされています。その人形が次第に立派になり雛人形となって、江戸時代には雛段を作って美々しく飾るようになりました。
佐野市は「人形のまち」と言われています。かつて徳川時代に東照宮の造営が終わると全国から集められた職人の相当数が佐野地域に定着し、その技術を生かして節句品や祝飾りの制作を生業としたことが始まりと言われています。盛んに作られた雛人形は頭師・織物師・小道具師・手足師・髪付師・着付師など分業で制作されており、佐野市では主に手の制作を担っていました。」(雛人形展の概要から引用)
内裏雛(だいりびな) 明治時代の作です。
七段飾り(ななだんかざり) 大正時代の作です。
押絵雛(おしえびな) 大正から昭和の作です。
内裏雛(だいりびな) 昭和の作です。
百歳雛(ももとせびな) 昭和の作です。
雛人形 大三五 十五人揃( ひなにんぎょう だいさんご じゅうごにんぞろえ) 平成の作です。
雛人形の製作工程
創作雛人形
時代とともに、雛人形の表情は変わっています。時代時代の美意識が反映されていることを感じました。また、どの雛人形も、とても大切に扱われていることから、当時の人たちの雛人形に込められた思いも伝わってきました。
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