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​身近な風景

執筆者の写真tokyosalamander

『Beautiful Words』vol.6

更新日:3月30日

9月9日(土)、佐野高校で開催された「令和5年度SG教養講座①」で講演された足利大学准教授の大野隆司先生から発せられた『Beautiful Words』を紹介します。

大野隆司(おおのたかし)先生は、2019年に足利大学工学部創生工学科建築・土木分野「建築学コース」に准教授として着任されました。大学教育のみならず、足利市のまちづくり(足利まちなかにぎわい創出)でも活躍されています。


私は、足利大学のアドミッションセンターで、高大連携をコーディネートしていますので、今回の教養講座に同行し、生徒や保護者と一緒に、本学の大野先生の講話を聴かせていただきました。私にとっても、初めて知ることばかりでした。


今回の講話の内容が、冒頭で示されました。

海を渡る」では、大学時代、毎年2月から4月にかけて、海外で目的地を決めずに、バックパッカー生活をしていたことが印象的でした。


大学1年生:ヨーロッパ(イタリア、フランス、スペイン、モロッコ、スイス、ドイツ)

大学2年生:アジア(タイ、カンボジア、ベトナム、ラオス)

大学3年生:インド

大学4年生:インドネシア


大野先生は、近代建築の巨匠である「ル・コルビュジエ」について研究されており、「ル・コルビュジエ」が都市計画をしたインド北部の新興都市チャンディーガルにある「チトカラ大学建築都市スクール」に日本人唯一の教授(2015~2019年)として招かれました。当時、英語も満足に話せなかったそうですが、大学に「自分を雇ってくれ」と売り込んだそうです。(後に英語を猛勉強したそうです。)



そのような経歴から、大野先生がこれからを生き抜くためのアドバイスとして、発せられた言葉が、今回の『Beautiful Words』です。


「人がやらないことをしたから、道を切り拓くことができた」


多くの人が考える欧米に留学したとしても、研究者としての道は拓かれなかったかもしれない。誰もやっていないこと、(日本人が)誰もいないところで挑戦したからこそ、今の自分がある、と話してくださいました。


また、建築学は建築士になるだけでなく、社会を支えるいろいろな場面で関わっており、どこでも生きていける、というお話は目から鱗でした。さらに、どんな分野でも、突き抜けたことをすれば、道は拓ける、というお話にも勇気づけられました。

素晴らしいお話をありがとうございました。

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