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​身近な風景

執筆者の写真tokyosalamander

アゲハ(ナミアゲハ)情報

5月19日(金)、当ブログ常連の草野さんからの「アゲハ(ナミアゲハ)」情報をまとめて紹介します。

このアゲハ(ナミアゲハ)は、日本で見られるアゲハの代表種です。日本中どこにでもいる親しみ深い種であることから、ナミアゲハ(並揚翅)とも呼ばれています。


草野さんのお店(ピオーネ)の横のミカンの木には、毎年、アゲハ(ナミアゲハ)がやってきて産卵するそうです。孵化した幼虫は、ミカンの葉を食葉として成長し、やがて蛹になります。

今年は、3月後半から4月頭にかけて、アゲハ(ナミアゲハ)の産卵を確認しました。草野さんの写真には、撮影日が挿入されているので、記録として価値があります。


孵化した幼虫です。最初はこのように「鳥の糞」とよく似た迷彩が施されています。擬態の一種かと思われます。



こちらの写真は、4回脱皮した五齢(終齢)幼虫です。五齢を経て蛹になります。ミカンの木の隣に置いてあった丸太の断面に移動し、そこで蛹になる準備をしています。



2日後には、蛹になっていました。この後、いつ頃羽化するのかは、草野さんからの情報を待つことにしましょう。


ところで、「最も一般的、標準的、どこにでもいる」という意味で、ナミが頭に付く昆虫は、いくつか知られています。ナミテントウ、ナミハンミョウ、ナミゲンゴロウ、ナミハナアブ、ナミヒョウモンなどがあります。(ネットで検索すると、ナミ〇〇でヒットしますが、手元の昆虫図鑑の目次に、標準和名として載っているものは「ナミテントウ」だけでした。その辺の関係はよくわかりません。後で、博物館の昆虫の専門家に聞いてみたいと思います。)


かつては、どこにでもいる「ナミ」だったのが、いつの間にか、めったに見ることのできないものになっている種もあるのではないかと思いました。








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