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​身近な風景

カラスノエンドウの鞘

執筆者の写真: tokyosalamandertokyosalamander

更新日:2024年5月15日

2024年5月14日(火)朝8時、渡良瀬川沿いの遊歩道で、真っ黒な物体が目に入りました。

よく見ると、熟した豆の鞘のようです。

春先にこの辺り一面に咲いていた「カラスノエンドウ」の鞘が熟して黒くなったものだとわかりました。紫色の花の瑞々しさとは対照的に、黒くなった鞘はかなりダークな印象があります。

中には、鞘から種が飛び出たものも見られました。鞘が弾けるときの力で、種を遠くに飛ばすことができるそうです。こうして生息域を広げているんですね。


今日は、春の代表的な野草「カラスノエンドウ」の別の一面を目にすることができました。役割を果たしたカラスノエンドウはやがて一生を終えますが、その生命は種の中に託され、来年の春先には芽を出すことでしょう。


カラスノエンドウのすぐそばには、菜の花(セイヨウアブラナ)も種を付けていました。

セイヨウアブラナも1年草ですので、来年の春まで、種で過ごすことになります。


この日、赤城山のはるか上空には、刷毛ではいたような筋状の「巻雲」が広がっていました。美しい雲でした。


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