2024年5月22日(水)昼頃、大学構内の池にいるカメは、日向ぼっこをしています。
よく見ると、ミシシッピアカミミガメが2匹、クサガメが4匹の計6匹います。昨年まではクサガメは2匹しかいませんでした。小カメが2匹増えていました。
写真の右側の2匹がミシシッピアカミミガメ、左側の4匹がクサガメです。クサガメの大(1)と中(1)は去年もいましたが、小(2)は初顔です。
クサガメが増えた理由として、この池で繁殖した、という仮説が考えられます。
去年からいるクサガメはたまたま雄雌(大きい方が雌、小さい方が雄)なので、小カメが1歳か2歳であれば、繁殖の可能性もあります。カメの年齢は甲羅を見ると、年輪が見えるので、それで数えることができます。ただし、捕まえないことには判別できません。
もう一つの可能性は、誰かが新たに持ち込んで放したという仮説です。よくある話として、家で飼っていたカメが大きくなりすぎて飼いきれなくなったため、川や池に放す(捨ててしまう)ということがあります。しかし、この小ささで捨てるというのは、あまりないケースです。おそらく一番かわいい大きさですから。あるいは、どこかで捕まえたカメを家では飼えそうもないので池に放した、というストーリーもあるかもしれません。
これらの仮説を証明するもっとも確実な方法は、クサガメを4匹とも捕獲し、それぞれの組織を一部切り取り(尻尾の先端を数ミリ切り取ることが一般的)、DNAレベルで親子関係を調べることでしょう。DNA解析を業者に委託すると、おそらく数万円はかかりますが、親子関係が証明されれば、この池で繁殖した、そうでなければ、誰かに持ち込まれたことがはっきりすると思います。
しかし、そこまでする理由も必要性もお金もないので、誰もやろうとはしないでしょう。そもそも、捕まえるのは容易ではありません。
謎は謎ですが、謎のままの方がいろいろと想像したり観察したりする楽しみは大きいかもしれません。昼下がりに日向ぼっこをしているカメを見ながら、ボーっとしているのも一興です。
Comments