6月4日(日)朝、先週の日曜日(5月28日)に採集したシュレーゲルアオガエルの卵塊から幼生が孵化しました。
朝見た時、卵塊の周囲に数匹の幼生が出ていたので、5センチ程度の水が入った容器に移してみました。
すると、このように、約20匹の幼生が卵塊から出てきて泳ぎ始めました。
6月4日の夕方には、こんなふうになっていました。100匹以上います。
容器を触ってみると一斉に泳ぎだします。
おそらく、現地でも同じように、卵塊から幼生が孵化しているのではないかと思います。
卵塊をひっくり返してみると、泡が溶けだしているようにも見えます。また、クリーム色の胚もかなりの数見られました。
さらに1日経過した卵塊です(6月5日、夕方)
卵塊がだんだん溶けて小さくなっています。泡の成分が水面の気泡になっているようです。こうして、卵塊が溶けていく際に、内部の幼生が外に出ていきます。
一連の変化がすべて繋がっており、理にかなっているように感じました。シュレーゲルアオガエルの進化の歴史の中で獲得した、独自の産卵システムです。
さらに1週間後の6月12日です。卵塊はほぼ溶け去り、幼生は成長しています。
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