2024年7月23日(火)、博物館のカメ調査に同行し、那須烏山市のため池をいくつか訪れました。その中の一つのため池では、チョウトンボが乱舞する、まさに楽園でした。
ため池の水面は、ジュンサイ、ヒツジグサ、イヌタヌキモで覆われていました。それだけでも、かなり自然度が高いことが伺われます。
楕円上の葉がジュンサイ、それよりも大きく切れ込みがあるのがヒツジグサ、水面から黄色い花を咲かせているのがイヌタヌキモです。
この水面上をギンヤンマ、シオカラトンボ、などとともに、チョウトンボが飛び交っていました。
チョウトンボにも縄張りがあり、同じ場所に止まっていることがあります。
チョウトンボは、翅が濃い藍色で染められていて、時に後翅が大きいのが特徴です。そのせいか、パタパタとチョウのような飛び方をするところから、チョウトンボという名前がついたのでしょうか。
今回のような沼やため池などを好んで活動するとされていますが、私のここ数十年の記憶の中では、これほどたくさんのチョウトンボが飛んでいるところは見たことがありません。
調査の目的はカメ類でしたが、これだけたくさんのチョウトンボに出会うことができて幸せな気分になりました。
Comments