5月24日(水)、今日は馬頭高校を訪問しました。4月に着任された小島校長先生が手にしている本は、今年3月20日に発行され、ベストセラーとなった村崎なぎこ著「ナカスイ! 海なし県の水産高校」です。この馬頭高校水産科が舞台となっています。
小説では、栃木県立那珂川水産高等学校(ナカスイ)という架空の高校ですが、馬頭高校水産科をモデルとしています。馬頭高校水産科は、全国で唯一の「海なし県の水産高校」。つまり、淡水魚専門の水産高校です。
「宇都宮市出身ながら、那珂川町に下宿して通学する女生徒が主人公。個性的な仲間と地元食材を使った創作料理コンテスト「ご当地おいしい!甲子園」出場を目指す、笑いと涙の青春小説だ。中高生が読めば「同じような青春を送りたい」と憧れるに違いない。」以上は、2023年4月15日付け下野新聞1面のコラム「雷鳴抄」の一節です。
「雷鳴抄」は何人かの論説委員が交代で執筆されているそうですが、おそらく、この日の「雷鳴抄」を執筆担当された論説委員の方は、3月下旬に佐野高校に取材に来られた方だと思います。定年になられた後も論説委員を務めていらっしゃるそうです。
取材の合間に、この「ナカスイ」のことが話題となり、「私もこの年になりますが、ナカスイを読んで、感動して涙が止まりませんでした」と語っていたのを覚えています。それ以来、この論説委員を感動させた「ナカスイ」に興味を持ち、この本の舞台となった馬頭高校を改めて訪れたいと思っていました。
この本を読んで、「ナカスイ」で学びたいという生徒が出てくればいいなあと思いました。小島校長先生も同じ気持ちだったようです。
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