7月29日(土)19時~。佐野市葛生町の赤堀さんの田んぼで、「ライトトラップ調査」を実施しました。多くの昆虫には光に集まる性質(正の走光性)がありますので、その性質を利用し、夜、ライトの光に集まる動物を調べます。
調査のターゲットとなる場所に向けて、光が反射して目立つように、白い布を張ります。
肉眼で見た暗さはこんな感じです。
これが光源です。
集まってきた昆虫などの写真を撮っています。カメラのフラッシュのため、明るく見えています。
早速、ライトの近くの最も明るい場所に、カナブンがやってきました。
白い布には、コガネムシの仲間が止まっています。
何種類かのガも集まってきました。
アブのような昆虫もいます。
集まってくる虫をエサとするカエルも集まってきました。これはアマガエルの幼体です。
こちらは、ヌマガエルです。
今回は、ライトトラップ調査の初回でしたが、8月中に何回か、同様な調査を計画しているそうです。こうした調査によって、周囲の環境に生息している昆虫相が明らかになってくることが期待されています。
この日は、月も出ていて薄明りの中で調査が行われました。
夜のライトトラップ調査は、夏ならではの解放感やワクワク感が満載です。しかし、虫が自分に集まらないよう、「虫よけスプレー」は必需品です。
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