2024年10月15日(火)、今夜は「十三夜」です。十三夜は「十五夜」に次いで美しい月とされています。「十三夜」は「十五夜」のほぼひと月後の旧暦9月13日の月です。現代の暦では年ごとに異なっており、2024年は、今夜です。
2024年10月15日21時頃の月。薄い雲に覆われていました。
写真を見てわかるように、十三夜は満月ではありません。旧暦は月の満ち欠けをもとにした暦で、新月になる日を毎月1日として、15日経つと満月を迎えます。さらに15日経つと、再び新月に戻ります。つまり、十五夜は満月ですが、十三夜は、満月の2日前の月ということになります。
お月見というと満月のイメージがありますが、十三夜の月は満月になる前なので少し欠けています。なぜ、中途半端な月を愛でるのでしょうか。
おそらく、一点の曇りもない満月はもちろん素晴らしいが、欠けた月も美しいと感じる日本人の豊かな感性がそうさせたのかもしれません。
また、十三夜の月は、栗や豆の収穫期に当たるため、「栗名月」「豆名月」と呼ばれることもあるそうです。
彗星の写真を送ってくれた智泉さんから、十三夜のお月見の写真も届きました。雲の切れ目から顔を出した名月に、ススキが手を振っているかのようです。
素晴らしい写真、ありがとうございます。この写真をいただいて、そうだ今日は十三夜だった、と気がつきました。
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