10月21日(土)、佐野市文化会館の「どんぐり」を調査しました。初めて「アラカシ」を発見しました。また、それぞれ50個抽出し、どんぐりの多様性を調べました。
ここは、佐野市文化会館です。敷地内には、たくさんの樹木が繁茂しています。
まずは、マテバシイです。
形や大きさは違っても、同じマテバシイの樹下に落ちていた「どんぐり」です。
2番目は、コナラです。
敷地内で、最も多量に落ちていました。
形や大きさは違っても、同じ場所に落ちていたコナラの「どんぐり」です。最初に見たとき、「細長いどんぐり」や「小さなどんぐり」は別種かと思いました。
3番目は、シラカシです。
最もポピュラーな「どんぐり」の一つです。
殻斗が付いた状態の「どんぐり」を集めてみました。
4番目は、アラカシです。最初は、シラカシの「どんぐり」にしては、少し小さいなと思っていましたが、調べてみると、殻斗の形状が少し違っていました。
↑この3つの「どんぐり」はシラカシです。よく見ると、殻斗の輪がギザギザしています。
↑この3つの「どんぐり」はアラカシです。よく見ると、殻斗の輪が一直線になっていて、ギザギザしてません。虫眼鏡で見てみないと、わからないレベルです。このことから、アラカシの「どんぐり」であると判断しました。
右端の樹下に、上記の「どんぐり」が大量に落ちていました。
全体的に小さな「どんぐり」です。殻斗を付けた状態のものが多くありました。
今回、4種類の「どんぐり」を確認できました。地図(写真)上に、分布を表すと以下のようになっていました。おそらく、佐野市文化会館を設計する段階で、庭園の植栽も決められたのではないかと思います。同じ種類の樹木が、ある程度並んで植えられていました。
他には、落葉樹のケヤキなども大きな木に育っていました。
また、同じ種類の「どんぐり」でも、形態にはかなりの多様性があることがわかりました。
おそらく、日当たりや栄養状態、樹齢などの要因が関わっているのではないかと思います。
他の場所でも、調べてみたいと思います。
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