2024年1月20日(土)午前中、佐野高校で「SG教養講座」が開催されました。足利大学から、工学部の中條祐一先生、看護学部の荻原弘幸先生のお二人が、講師として登壇しました。
中條先生は「ものづくりの一例としてのソーラークッカー」、荻原先生は「医療的ケア児とその家族が抱える課題に向けた小児看護におけるディストラクションの創造的アプローチ」と題する90分間の講演を行いました。講演の後は、別会場で、質問のある課題研究班との懇談会(45分間)が行われました。
<中條祐一先生の最終講演>
中條先生は、佐野高校の附属中が開校した2008年から、中学1年生に対して、ソーラークッカーに関する授業を毎年行っていただきました。今年度も、2学期に16回目となる授業が行われたそうです。附属中にとって、大恩人でもある中條先生ですが、今年度で大学を定年退官される予定です。そこで、中條先生の(学外での)最終講演として、高校生を対象としたソーラークッカーに関する講演が実現しました。中1の時に授業を受けた生徒も三分の二くらい受講していたそうですが、中学生には話せなかった高度な内容や最新情報を含む講演に熱弁をふるっていただきました。
<荻原弘幸先生の初講演>
一方の荻原先生は、新進気鋭の若手のホープです。小児看護をご専門としており、群馬大学とも連携した研究活動を行っています。昨年秋に、世界的な学会誌で発表された論文の内容を含む最先端のご研究を紹介していただきました。この内容を一般(高校生)にお話しされるのは、おそらく初めてかと思います。受講した生徒たちが、荻原先生の志の高さやご研究の有用性に、どんどん引き込まれていくのがわかりました。
なお、佐野高校のHPでは、今回の「SG教養講座」の講師陣の紹介が掲載されていましたので引用いたします。
これだけの講師陣が集結する「教養講座」は、私の知る限り、本県では他に見当たりません。唯一無二のとても素晴らしい取り組みだと思います。
講師の皆様、お疲れさまでした。
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