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​身近な風景

執筆者の写真tokyosalamander

残暑の「シュレーゲル」

更新日:2023年9月16日

9月10日(日)15時頃。今日も暑い一日でした。佐野市葛生町の赤堀(谷)さんの「田んぼ」近くの沢沿いで、「シュレーゲルアオガエル」の幼体を見つけました。

シュレーゲルアオガエルは、田んぼに水を入れる頃、土手などの土の中に、白い泡に包まれた卵塊を産むことがよく知られています。一見すると、二ホンアマガエルと似ていますが、目から鼻先にかけて黒い模様があるかないかで、見分けることができます。皮膚の質感(ざらざらしてる感じ)や全体のプロポーション(口がやや広がっている)なども、微妙に違います。ちなみに、シュレーゲルアオガエルは、カエル好き(「カエラー」と呼ばれています)の間でも、特に人気の高いカエルです。


下の写真は、二ホンアマガエルです。比べてみてください。


シュレーゲルアオガエルは、沢沿いに生えている葉っぱの手に鎮座していました。

頭胴長2センチ程度で、今年生まれの幼体と思われます。近づいても、全く動じませんでした。何をしていたのかは、わかりません。沢沿いで避暑中だったのかもしれません。

繁殖期以外で、シュレーゲルアオガエルを初めて見ました。この田んぼでは、田植え時にたくさんの卵塊を確認できたので、個体数は多いのかもしれません。

小さくて、かわいいです。カメラを近づけると、顔を上げてくれました。なんとなく、スマイルを見せてくれたような気がします。


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