8月4日(金)12時。大学構内は樹齢50年を超える「ケヤキ」並木が見事です。ここには、多くの昆虫なども生息しています。今日は、シオヤアブとトンボ2種に出会いました。
これは「シオヤアブ」です。おしりの先端の白い毛が目印です。シオヤアブは体長2~3cmで、他の昆虫を捕まえて体液を吸って生きています。時にはシオカラトンボのような自分より大きな相手でも平気で捕まえてしまうそうです。ハンターのような昆虫ですね。無駄のない精悍な体つきをしています。
このトンボは、灼熱の太陽に熱せられた歩道に止まっている「シオカラトンボの雌」です。熱くないのでしょうか。雌は麦わら色をしているので、ムギワラトンボ(愛称)と呼ばれることもあるそうです。
ところで、シオカラトンボは、水辺の近くを飛んでいることが多いですが、この周囲には水場は全くありません。どこからか迷い込んだのでしょうか。先ほどのシオヤアブが狙っているかもしれません。
こちらは「ハグロトンボ」です。大学構内でよく見かけます。朝方、まだ涼しいうちに、木々の間をぱたぱたと飛んでいます。近づくとすぐに逃げてしまい、どこに飛んでいくのか、予測がつかない動きをするので、カメラに収めるのは一苦労です。(上の写真は、下の写真を引き伸ばしたものです。)
今回の写真は、たまたま見かけた昆虫をスマホで撮っていますが、こういう時は、望遠レンズを付けた一眼レフが威力を発揮すると思います。今度はカメラを携行して狙ってみたいです。
ハグロトンボも、川などの水辺でよく見かけますが、水辺のない大学構内でよく見かけるのは、不思議です。近くを柳原用水が流れているので、そこから飛んできているのかもしれません。
Comments