10月18日(水)、大学構内の「どんぐり」調査を行いました。全部で4種類の「どんぐり」が見つかりました。
殻斗(かくと)の形状(パンツのデザイン)がすべて異なっている、特徴のある「どんぐり」達です。
(1)まずは、コナラです。普段、あまり人が入らないような場所に生えていました。
たくさんの「どんぐり」が枝に付いていました。殻斗は、うろこ状(→うろこパンツ)です。
(2)同じ場所にコナラと隣り合ってクヌギが生えていました。両種とも、人の手で植栽されたものでなく、自生している感じです。
やはり、コナラとクヌギは、みかも山と同様に、この辺りの里山や平地林に自生している樹木の代表選手です。
もう枝には「どんぐり」は残っていませんでした。
クヌギの「どんぐり」は、とにかく大きく、殻斗が細長い(とげとげ)なので、すぐに区別できます。(→とげとげパンツ)このとげとげは、クリのイガに相当します。もちろん、クリも「どんぐり」の仲間です。
(3)シラカシは、構内に植栽されたものです。中庭に並木を作っています。
たくさんの「どんぐり」が実っています。殻斗が横縞模様(→しましまパンツ)になっているのが特徴です。
(4)スダジイも植栽されたものです。
樹木の周囲には、たくさんの「どんぐり」が落ちていました。
スダジイの「どんぐり」は、殻斗が全体を包み込んでいる(チューリップ状)のが特徴です(→チューリップパンツ)。
スダジイの「どんぐり」は、丁寧に包装された高級品という佇まいがあります。しかも、数ある「どんぐり」の中で、最もおいしいと言われています。そのまま、皮をむけば生でも食べられるそうです。身近なところに、食べ物が落ちていたなんて…。
☆今回は、大学構内という人工的な敷地でも、4種類の「どんぐり」を確認できました。
そのうち、コナラとクヌギは自生しているもの、シラカシとスダジイは植栽されたもの、と考えられます。それらが、うまくミックスされていました。
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