2024年2月16日(金)、佐野教育第38号に、【わが心のふるさと】として、「山椒魚研究の36年間」と題した拙文が掲載されました。
トウキョウサンショウウオの卵嚢です。一匹の雌には、一対の卵巣がありますので、それぞれから、この卵嚢(卵の入った袋)が1対産み出されます。
卵嚢の中で、胚は成長していきます。
4月中か5月初旬には、孵化します。
やがて四肢が生えてきて幼体となります。エサとなる赤虫やミジンコなどの小動物が少ないと、共食いをして成長します。
7月頃から、エラ(外鰓)が吸収され、上陸していきます。4、5年もすると、再び、自分が生まれた産卵場に戻ってきて、繁殖活動に参加するようになってきます。写真は、成体のオスです。
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