7月20日(木)、ショッピングセンターイオンで、こんなトウモロコシが売ってました。
今まで見たことがない紫色のトウモロコシです。袋から取り出してみると、鮮やかな紫の実だけでなく、ひげの部分も紫色です。調べてみると、2019年に全国販売された「もちもち太郎パープル」という新品種のようです(品種名まではラベルに表示されてなかったので、推測です)。値段も1本100円とお手頃です。
現在、一般的に食べられているトウモロコシはスイートコーン(甘味種)という種類のトウモロコシで、粒が黄色、または白色で、ジューシーで柔らかく甘いのが特徴です。
一方、「もちもち太郎パープル」は もちトウモロコシ(もち種)という種類のひとつで、スイートコーンとは全くの別物です。その名の通り、もちもちした食感が特徴です。しっかりと熟したもちトウモロコシは表面にワックスをかけたような艶が出ることから、ワキシーコーン(Waxy corn)とも呼ばれているそうです。
この2つの品種の違いは、お米の「うるち米」と「もち米」に相当します。
茹でると、お湯も紫色に染まりました。「もちもち太郎パープル」の紫色は、紫キャベツやブルーベリーと同じポリフェノールの一種・アントシアニン由来のものだそうです。
アントシアニンは水溶性なので、水にさらすと実の紫色が周りに溶け出します。
茹で上がりも見事です。つやのある粒粒には、大きな存在感があります。
粒の表面付近の方が、紫色が濃いですね。
食べてみると、最初の一口で、これまで食べてきたスイートコーンとは全く違うことがわかります。
スイートコーンほどの甘さはないかもしれませんが、もちもちした食感のせいか、とてもおいしかったです。人によっては、こっちの方がおいしいと感じるかもしれません。
十分に「これもあり!」と言えると思います。
実を食べた後の軸も紫色でした。
皆さんも、「もちもち太郎パープル」をお店で見かけたら、一度お試しください。
お赤飯などで使われる「もち米」と似た食感が楽しめると思います。
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