2024年3月31日(日)、来週の日曜日(7日)に予定している恒例の「トウキョウサンショウウオ生息地調査」の下見で各地を回りました。そこで見かけた春を感じる風景を紹介します。
タンポポの蜜を吸うキタテハ
在来のタンポポと思われます。
ヒメオドリコソウとトウダイグサ
トウダイグサは、花の構造が独特です。名のトウダイは昔使われた灯りを載せる台のことで、一本足のスタンドの上に、灯りを置く板(台)がつけられているような構造になっています。そんな風に思いながら見ていると、より親しみが湧いてきます。
この赤い花は何でしょうか?
少し前までは、サザンカでしたが、これはツバキです。見かけはよく似ていて区別できません。確実に見分ける方法は「落ちた花びら」です。
サザンカは、花びらが1枚1枚ばらばらになって散りますが、ツバキは、花ごと、ぼとっと落ちていきます。この落ち方で、これはツバキであると判断できます。
花首から落ちるツバキの散り際から「首が落ちるので縁起が悪い」と武士には嫌われていたというエピソードが有名です。
この時期は、桜に目が奪われがちですが、白い鮮烈な花にハッとさせられます。
モクレン科のコブシです。
野生のカタクリにも出会いました。ちょうど見頃でした。
休耕田の土手に黄色いスイセンが満開でした。これはこの土地の持ち主が、毎年丹精込めて育てています。実際に見てみると、黄色が鮮やかで新鮮です。
毎年、ここに行くとこれが見られる、という定番ができると、もっと身近に春を感じることができるのではないかと思います。
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