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​身近な風景

執筆者の写真tokyosalamander

松田川のカルガモ

2024年1月15日(月)8時10分頃、朝のウォーキングコースの折り返し点は、足利市西部にある松田川と柳原用水が交差する地点です。そこでは、カルガモたちが生活しています。

この時間、カルガモたちは、エサを取ったり、休んだり、思い思いに過ごしています。

のどかな一日が始まろうとしていました。


ところで、松田川は渡良瀬川の支流の一つですが、2009年に水質が全国ワースト1位となるなど、水質悪化が問題となっていました。そのため、県や足利市などが連携し、事業者への排水指導や家庭の廃油回収といった取り組みが行われました。

その結果、2020年に、川の汚れを示す指標である生物化学的酸素要求量(BOD)について、2007~09年と2017~2019年の平均値を算出し、増減を比較すると、松田川の末流のBODの減少率が84.2%で県内トップとなりました。環境省の集計でも、全国2572地点の中で、見事全国1位に輝きました。


つまり、松田川の水質は、2009年の(水質)全国ワースト1から2020年の(水質改善率)全国ベスト1へと10年間で大変貌をとげました。

カルガモたちが気持ちよさそうに泳いでいるのは、水質改善の賜物なのかもしれません。


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