12月16日(土)、栃木市岩舟町の里山では、だいぶ冬の気配が濃くなってきましたが、いろいろな果実を目にします。赤い実は「モチノキ」、黄褐色の実は「センダン」です。
「モチノキ」の赤い果実です。鳥たちが好んで食べるそうです。
樹皮から「鳥もち」を作ることができることから、名前の由来ともなりました。今では、「鳥もち」なんて聞く機会もありませんが、かつては、鳥がとまる木の枝などに塗っておいて脚がくっついて飛べなくなったところを捕まえたり、長い竿の先に塗りつけて獲物を直接くっつけて捕まえるのに用いたそうです。
「センダン」の黄褐色の果実です。
果実はヒヨドリやカラスなどの鳥たちが好んで食べるそうです。しかしサポニンを多く含むため、人や犬が食べると食中毒を起こします(ふつう食べないですけどね)。
しかし、生薬の苦楝子(くれんし)もしくは川楝子(せんれんし)と称して、ひび、あかぎれ、しもやけなど、外用薬として使われることもあったそうです。
他にも、サザンカ、カエデなどの鮮やかな色が目を楽しませてくれています。
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