2024年1月29日(月)。栃木県立博物館では、2023年3月に作成された「第4次レッドリスト」のトピックなどが、分類群ごとに順番に展示されています。現在は、魚類と両生類、爬虫類が展示されています。

2022年に、新種として記載された「イワキサンショウウオ」の貴重な標本です。トウキョウサンショウウオと最近縁で、長く同種とみなされてきましたが、遺伝的に分化していることから独立種として新種記載されました。

こんなふうに展示されています。



ツチガエルの分類が見直され、新種「ムカシツチガエル」が分けられました。栃木県に生息しているものは、「ムカシツチガエル」に含まれることが分かりました。

栃木県立博物館のツチガエルの標本瓶も「ムカシツチガエル」と張り替えられました。

取り出してみたところです。保存状態もよく、今にも動き出しそうです。
そして爬虫類です。


爬虫類については、これまで情報が少なかった種を重点的に調査しました。その結果、「シロマダラ」は、「情報不足」から「要注目種」となりました。「タカチホヘビ」についてはランクは変わりませんでしたが、少しずつ、情報が蓄積されています。
このように、博物館に行くと、新しい情報に触れることができます。
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