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​身近な風景

執筆者の写真tokyosalamander

田植え&カエル調査②

更新日:6月4日

2024年6月1日(土)、昼食後はお楽しみの「カエル調査」を行いました。

参加者を4班に分けて、それぞれ決まった田んぼでカエル調査を行いました。

田植え体験は「田9」で行いました。カエル調査は、田1~田8で行います。調査地A(田1~田4)は、冬でも田んぼに水が張ってあるなどの湿地環境です。一方、調査地B(田5~田8)は、田5には最近水を入れましたが草地になっている環境です。各班とも、2つの異なる環境の田んぼをそれぞれ1つずつ担当しました。

1班:田1田5

2班:田2田6

3班:田3田7

4班:田4田8

班ごとに、班長と記録係がおり、網(大・小)や素手で、カエルの幼生(オタマジャクシ)や成体(カエル)や幼体(子ガエル)などを捕まえます。まず、調査地Aで20分間、場所を移動し、調査地Bで20分間調査します。

田んぼには、田んぼの番号を示す看板を立てました。


調査が始まりました。

調査時間が終了し、各班の班長から報告がありました。

調査により捕獲したカエルの個体数は、4班を合計すると、


ヌマガエル:53個体

二ホンアマガエル:41個体

トウキョウダルマガエル:7個体

シュレーゲルアオガエル:2個体

アカガエル類(幼体):2個体


鳴き声が盛んに聞こえていたシュレーゲルアオガエルが2匹も見つかったことは大ヒットでした。また、鳴き声だけですがタゴガエルも確認できました。また、トウキョウダルマガエルは、田植えをした田9では、とてもたくさんの個体がいることを確認できました。体色も緑の濃い個体や全く緑が入っていない個体など、色彩の多様性もありました。やはり、場所によって多く確認できるカエルの種類が違っていることもわかりました。


幼体(オタマジャクシ)では、ニホンアマガエル、ヌマガエル、ニホンアカガエル、ヤマアカガエル、シュレーゲルアオガエルなどが確認できました。


最後に、栃木両生爬虫類の会の中島さんから、総評がありました。この「自然共生サイト」は両生類の種数や個体数が豊富であることが特筆される素晴らしい環境であることが、今回のカエル調査からも確認することができました。

そして、サプライズとして、今日捕獲されたヘビ(シマヘビ、ヤマカガシ)の紹介と観察会が行われました。

子どもたちはシマヘビを実際に触ってみて、ウロコの感触を確かめたりしていました。ヤマカガシについては、毒蛇ということもあり、ヘビの専門家である中島さんが安全に配慮しながら説明をしていました。特に子どもたちの中では、今日一日で一番盛り上がった瞬間かもしれません。


こうして、本日予定されていたプログラムは、ほぼ時間通りに終了しました。参加者全員の記念写真を撮影して解散となりました。


とても有意義で楽しかった里地里山保全活動(田植え&カエル調査)でした。大成功だったと思います。参加された皆様、スタッフの皆様、大変お疲れさまでした。次回、稲刈り体験でお会いできることを楽しみにしています。


PS プロの写真家「宮地さん」がドローンで上空から撮影した集合写真をいただきましたので、紹介します。背景に、田植えした田んぼもバッチリ入っています。こうしてみると、田植えは完璧でしたね。ドローンも最高!









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