2024年1月31日(水)、栃木県立美術館の「すずかけの木」を探しに行ってきました。県立美術館の象徴でもあった「すずかけの木」は、残念ながら、倒木の危険性があるため、昨年10月頃、伐採されてしまったとのことでした。
「すずかけの木」はプラタナスとも呼ばれています。「すずかけの木」の仲間は、日本に3種ありますが、いずれも海外から移入されたものです。街路樹として、もっともポピュラーなのが、「モミジバスズカケノキ」です。以前、このブログで紹介したのもこの種です。他には、「アメリカスズカケノキ」、そして「スズカケノキ」があります。とくに「スズカケノキ」は数が少なく、調べてみると、県内で確実なのは、県立美術館の「すずかけの木」だけでした。そこで、実際にこの目で確かめてみたいと思っていました。
県立美術館を建設する際に、もともと生えていた「スズカケノキ」を美術館の象徴として、設計されたいきさつがあります。パンフレットにも、そのことが書かれていました。
美術館の受付の方に聞いてみると、いろいろな考えがあったが、最終的には伐採することになった、ということを教えてくれました。ネットで調べてみると、下野新聞の記事にもなっていました。
県立美術館の「シンボル」伐採へ 15メートルのスズカケノキ 安全最優先で9日に|県内主要,政治行政,社会|下野新聞「SOON」ニュース|下野新聞 SOON(スーン) (shimotsuke.co.jp)
現在、県立美術館の敷地には、「スズカケノキ」はもとより、より一般的な「モミジバスズカケノキ」もないということで、とても残念な気がしました。
また、どこかでレアな「スズカケノキ」が生えている、という情報があったら、確かめてみたいと思っています。
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