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​身近な風景

執筆者の写真tokyosalamander

群響定期「展覧会の絵」

更新日:6月8日

11月25日(土)群馬交響楽団の「第593回定期演奏会」を聴きに行きました。ポール・メイエの指揮による、ムソルグスキー(ラヴェル編)「展覧会の絵」他 でした。

本日のプログラムは、前半が、モーツァルト:交響曲第38番「プラハ」メンデルスゾーン「コンチェルト・シュトゥック」、後半は、ミカエル、ジャレル「ドビュッシ-による3つのエチュード」ムソルグスキー(ラヴェル編)「展覧会の絵」という盛りだくさんで多彩な選曲でした。


指揮者のポール・メイエさんは、世界のトップに立つクラリネット奏者でもあります。今回のプログラムの一つの目玉は、2曲目のメンデルスゾーン「コンチェルト・シュトゥック」ですが、ご自身もクラリネットを演奏されました。さすがに世界のトッププレイヤーのクラリネットは王者の風格を感じました。なお、クラリネット二重奏でアンコールに応えてくれました。


また、プログラムの4曲とも、管楽器が大活躍でした。これも、クラリネット奏者ならではの選曲だったのかもしれません。ポール・メイエさんは、実力派ぞろいの群響の金管、木管奏者たちをのびのびと吹かせるとともに、要所要所は締めて、メリハリのある音楽を作っていました。気持ちよさそうに指揮する姿が印象的でした。


最後の「展覧会の絵」が圧倒的な大音響で終演した後、ポール・メイエさんは、すぐさま、管楽器、打楽器、弦楽器それぞれの奏者に拍手を送りました。

満員の会場からも拍手を受け、挨拶をした後、舞台袖に戻っていかれました。


通常は、この後、2回、3回と何度も、ステージと舞台袖を行き来する指揮者が多いのですが、ポール・メイエさんは、1回だけ舞台袖から顔を出し、さようなら、というポーズをとり、帰っていかれました。それに続いて、楽団員もステージから退場し、コンサートは終了しました。


会場を出られるまであと10分くらいかかるかな、電車間に合うかな、と思っていましたが、ポール・メイエさんの粋な計らいで、満足した気分のまま、会場を後にすることができました。おそらく、全力を出し切った楽団員も喜んでいたと思います。演奏はもとより、観客や楽団員からも愛される指揮者なんだろうなと思いました。なお、ご覧の通り、草刈正雄似のイケメンでした。


PS:群響定期は9月より、終演後の写真撮影、SNS投稿等が解禁になっています。


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