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​身近な風景

草野さんの「大小山お山歩」

執筆者の写真: tokyosalamander
tokyosalamander
8月7日
読了時間: 3分

更新日:8月8日

2026年8月5日(水)、常連の草野さんから「大小山お山歩」(足利市の妙義山・大小山ハイキング)と題する写真が届きました。

大小山(だいしょうやま)は、古くは「鷹巣山(たかのすやま)」と呼ばれていました。麓の阿夫利神社(あふりじんじゃ)の周辺は、古くから大天狗・小天狗が住む霊場と伝えられ、それが「大小山」の名前の由来になったとされています。岩壁に掲げられた「大」「小」の文字も、そんな山の歴史を今に伝えるシンボルです。


草野さんは、阿夫利神社の登山口から登りました。歩き始めると、まず現れるのが防獣柵のゲート。シカやイノシシから里山を守るための設備で、登山者は扉を開けて通り、忘れずに閉めて先へ進みます。ここをくぐると、いよいよ大小山の森の中へ。

このゲートは単なる「出入口」ではなく、人と野生動物の生活圏を分ける境界でもあるのかもしれません。


登山道の周囲には、キツネのカミソリが咲いていました。


草野さんの目に、クワガタの姿が目に入りました。コクワガタの雄雌のようにも見えます。

草野さんによると、子どもの頃から「スジクワガタ」と呼んでいたそうです。


そこで、昆虫の専門家であるKさんに写真を送って聞いてみました。


「さて写真のクワガタは、スジクワガタで合ってます。前翅の筋模様は特にメスでハッキリして特徴になります。オスの大顎の内側真ん中ぐらいの歯が2突起あるのも特徴です。小さいと目立ちませんがコクワガタとかとしっかり見分けられます。補足ですが、大きめのオスは前翅の筋が目立ちません。その分大あごの内歯がはっきりします。」


ということでした。


草野さんが大小山で出会ったのは、山地を好む「スジクワガタ」。コクワガタによく似ていますが、平地ではあまり見かけない種類で、雑木林の豊かな自然が残る里山ならではの出会いでした。しかも、オスとメスを一緒に観察できたのであれば、昆虫好きには嬉しい出会いと言えるのかもしれません。草野さん、お見事でした!


続いて、木漏れ日の登山道で出会ったのは、青い尾が印象的な「ヒガシニホントカゲの幼体」でした。


ヒガシニホントカゲは、幼体であっても昆虫を追いかける俊敏な里山のハンターです。しかし、変温動物であるため、朝方は日向ぼっこをして体温を上げないと動きが鈍い、という弱点があります。


この時間帯では、草野さんの方がハンターとして一枚上手だったようです。



やがて、足利市百名山の一つである「妙義山」の山頂に到達しました。山頂には三角点が設置されています。


よく見ると、三角点の上には、草野さんのトレードマークの「登山カエル」が鎮座していますね。


続いて、大小山の山頂です。大小山は足利百名山の中でも特に人気の高い山で、知名度も抜群です。何といっても、山腹に飾られた「大小」の文字が有名です。


麓からはもちろん、国道50号や東北自動車道からも見えるそうです。「あの山に登ってみたい」と思わせる大小山の魅力の一つです。


おや、ここにも「登山ガエル」が潜んでいます。どこかわかりますか?



他にも、いろいろな生き物に出会ったようです。

枝に溶け込むように止まっていた「ヤマトタマムシ」。


美しい昆虫ですが、見つけるのは意外と難しいのかもしれません、この写真を撮った草野さんのドヤ顔が浮かんできました。


木の幹には、夏の主役が旅立った跡が残っていました。おそらくアブラゼミの抜け殻ではないかと思います。長い年月を土の中で過ごし、ようやく迎えた短い夏を物語る、小さな生命の証です。


草野さんの「大小山お山歩」は、様々な生き物との出会いがあったようです。



 
 
 

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