2024年5月5日(こどもの日)、佐野市葛生にある赤堀家の水田では、4月上旬に産卵された卵塊から孵化したカエルの幼生が、順調に成長していました。
水を張った水田は、アカガエルの幼生で埋め尽くされていました。
この中には、ニホンアカガエルとヤマアカガエルの幼生が混生しています。
離れた場所では、割と最近産卵された卵塊もありました。ヤマアカガエルです。
また、変態中のアズマヒキガエルもいました。佐野市の梅林公園のダム池での幼生よりも発生が進んでいました。
水が少なくなり、水温が上がっていることが変態を早めているのかもしれません。
また、周囲からはシュレーゲルアオガエルやトウキョウダルマガエルの鳴き声が聞こえていました。5月中旬、田植えのために水が入ってくると、また新たな産卵が始まります。
さて、水田には、トンボの姿も多数見られました。
まずは、セスジイトトンボです。
こちらは、連結しています。
このポーズは、何を意味しているのでしょうか。
シオカラトンボも水面上を飛び交っていました。
たまたま、2匹のシオカラトンボが足元付近を編隊飛行していた写真です。2匹の影もしっかり写り込んでいます、
この麦わらのようなトンボは、シオカラトンボの雌です。
下の写真は、水面に産卵しようとホバリングしているところです。
里山の水田は、これから田植えのシーズンを迎えます。周囲で息づく生き物たちにとって、子孫をつなぐための重要な時期が始まります。
この里山は、環境省から「自然共生サイト」に認定されています。今年は6月1日(土)に田植えが行われる予定です。
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