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​身近な風景

執筆者の写真tokyosalamander

駅前で見た火球

11月20日(月)佐野市在住のMさんから、写真が届きました。夜7時15分頃、佐野駅前のイルミネーションを見上げていたら、流れ星(火球)を見たそうです。

「この駅前イルミネーションを撮影した直後、この写真のもう少し左側に火球がスーッと流れました。写真に撮れなくて残念だったー。でも偶然見れて良かったです。」


さて、Mさんが見た「火球」とは、何なのでしょうか。


宇宙空間には、小さなチリや小石のような物体が無数にただよっています。これが、毎秒10kmを超えるスピードで、地球の大気に飛び込み、空気などの分子と衝突して光を出す現象が流れ星(流星)です。


ふつうの流星では、地球の大気に飛び込んでくる際の物体の大きさは、直径約1mmから数cmほどですが、それより大きなものだと明るい「火球」になります。さらに、大気中で燃えつきずに地上にとどく場合が「隕石」となります。


ところで、例年、9月10日ごろから12月10日ごろにかけて、「おうし座流星群」の活動が活発化します。


「おうし座流星群」は、流星の中でも特に明るい「火球」と呼ばれる流星の出現する割合が高い流星群だそうです。しかし、流れる流星の数自体はそれほど多くなく、1時間に2個程度と言われています。


Mさんが見た「火球」は、この「おうし座流星群」だった可能性があります。


しかし、たまたま空を見上げた瞬間に、ひときわ明るい「火球」に遭遇する確率は、かなり低いと思われます。Mさんの目や記憶に刻まれた「火球」が、ひときわ明るい「幸運」をもたらしてくれると信じています。

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