2024年5月21日(火)、「さくら清修高校」を訪問した帰りに、さくら市上阿久津にある「高尾神社」を参拝しました。
「人間の能力では自由にならないのが天候です。それを支配する神が高尾神で、天空や地の底、闇の中にいる神々たちの集団です。雷神・龍神・水神などとなって人々に信仰されてきました。上阿久津の高尾神は鬼怒川と関係の深い水神(龍神)信仰が原点と考えられます。」(以上、下記の看板より引用)
一見すると、何の変哲もない神社ですが、水とかかわりある守護神(龍神)が祀られてきました。そのことを示すかのように、神社の前には鬼怒川から取水し豊かな水を湛えた農業用水が勢いよく流れていました。
かつては栄えていましたが、明治39年(1906年)に社殿が焼失し、その後再建されましたが、昔の面影はないそうです。
それでも、この地の人々から愛されていた神社であることは伝わってきました。
歴代の狛犬たちです。いつ頃作られたのはわかりませんが、こうしたものが奉納されていたことが、地域の守護神として親しまれていたことが伺えます。
狛犬としての役割を果たしたものも鎮座していました。
おそらく何百年の歴史の中で、人々を見守ってきた狛犬が朽ち果てていく姿を見るのは寂しいですが、それはそれで自然なことなのかもしれません。
かつては由緒ある神社であったことが伺われました。
「10月19日には大祭が行われ、古法による強く発酵させた甘酒と生の川魚を一緒に供え、それをいただく古式の神事が伝承されている」と看板には記載されていましたが、もし、今も行われているとしたら、その場に立ち会ってみたいと思いました。
(とりあえず、手帳には10月19日の欄にメモしました)
直接、龍が登場するわけではありませんでしたが、水の神(龍神)が息づいている味わい深い神社でした。
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