5月28日(日)今日は、佐野高校科学部1,2年生と、トウキョウサンショウウオの産卵地での幼生調査を行いました。
この場所では、4月9日(日)に卵嚢数調査を行い、多数の卵嚢を確認しました。そこから約50日後、幼生がどのように成長しているのかを調査しました。
網で、がさがさをしながら探します。非常に多くの幼生が生息していることが確認できました。
このように、様々なサイズの幼生が捕獲できました。大きな個体は、共食いで大きくなった可能性があります。
こちらは、少し離れた産卵地で採集した幼生ですが、ここでもサイズの差が大きいことが一目瞭然です。
最大の幼生は、全長6センチ近くありました。外に出ている外鰓がだいぶ小さくなっており、えら呼吸から胚呼吸にシフトしてきていると考えられます。おそらく、6月初旬頃には、変態、上陸するのではないでしょうか。
このような成長の差を生じさせている大きな要因は共食いです。共食いのメカニズムは、とても興味深い謎だと思います。
科学部の皆さん、研究頑張ってください。
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