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​身近な風景

執筆者の写真tokyosalamander

謎の白煙

更新日:12月1日

2024年11月22日(金)朝8時頃、通勤途中に、足利赤十字病院に差し掛かる手前で、山から白煙が立ち上っているのが見えました。「もしかして、山火事?」そんな不安がよぎりました。

ドライブレコーダーに保存されていた動画で確認しました。足利赤十字病院の右奥の山の間から、確かに白煙が立ち上っています。足利赤十字病院に近づくにつれて、白煙の姿は大きくなっていき、病院前を通過すると、視界からは見えなくなりました。


心配になったので、車を停めて河川敷の土手の上から見てみることにしました。

土手の上からは、こんな風に見えています。

さらに歩いていくと、だんだん白煙が上がっている場所に近づいてきました。炎は見えませんので、火事というわけではなさそうです。


2か所から白煙の出どころを推測してみると、以下のようになりました。ドライブレコーダーの写真からは、山の中腹から白煙が出ているように見えます。一方、河川敷の土手からは、山がないので、白煙の出どこがはっきりと確認できました。

白煙の正体は、今年から開業している「あしかがエコパワー発電所」が稼働の際に排出している水蒸気らしいことがわかりました。外気温や発電量(燃焼量)などによって、水蒸気の見え方が変わってくるのかもしれません。


「あしかがエコパワー発電所」はバイオマス発電所で、再生可能エネルギーの燃料として、街路樹・公園樹などの剪定枝や、人工林の間伐材などの山林資源を使って発電しているそうです。あしかがエコパワー発電所とは - あしかがエコパワー発電所

地球環境保護(sustainability)と循環型社会(SDGs)の実現を目指している発電所ということです。あしかがエコパワー発電所


バイオマス発電所の燃料となる剪定枝、一般木材は足利市を中心とした100km圏内の栃木県、群馬県、埼玉県、長野県の国産材のみを使用しているそうです。毎時7,000kwの電気を作り、24時間運転により15,000世帯分の電力を供給しています。また「脱炭素社会」の実現向けて循環型再生可能エネルギー利用の構築により、24,000tのCO2の削減に寄与しているそうです。(「あしかがエコパワー発電所」のHPより、下の写真も↓)


そのような発電所が、すぐ近くにあるとは気がつきませんでした。今日の白煙(水蒸気)騒動のお陰で知ることとなりました。見学ツアーもあるそうです。勉強になりました。


11月25日(月)朝8時。今日は白煙(水蒸気)が、はっきり2か所から上がっていることが確認できました。



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