ストラディヴァリウス・コンサート
2026年6月22日(月)、Nikokanさんからいただいたコンサートレビュー「ストラディヴァリウス・スーパー・プレミアム・コンサート2026」をお届けします。

「世界最高峰の弦楽器「ストラディヴァリウス」と世界最高峰のベルリンフィル・メンバーからなる「ベルリン・フィルハーモニー・ストラディヴァリウス・ソロイスツ」は、バイオリン7、ビオラ2, チェロ2, コントラバス1, チェンバロ1という構成です。
コントラバスを除く弦楽器すべてがストラディバリ製作という豪華な構成です。ストラディバリのビオラ、チェロは希少だそうです。しかも演奏者はベルリンフィルの精鋭メンバーで、この公演のために特別に結成されたそうです。」

このコンサートは、サントリーホールで行われました。サントリーホールは今年、開館40周年を迎えました。


ところで、サントリーホールとベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の結びつきは、日本のクラシック音楽界では特別なものがあります。
1986年に完成したサントリーホールは、当時、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者であったヘルベルト・フォン・カラヤンの助言を受けて設計されました。
その結果、ベルリンフィルの本拠地であるベルリン・フィルハーモニーにならい、客席が舞台を囲む「ヴィンヤード形式」となり、豊かな残響を誇り、音楽を社交文化として楽しむホールが完成しました。つまり、日本でベルリンフィルが最も美しく鳴り響くコンサートホールが誕生したのです。
1986年のサントリーホール開館時(こけら落とし)は、本来カラヤンが指揮する予定でしたが、病気のため来日を取りやめ、小澤征爾が代役を務めました。
その後、1988年5月5日に行われたサントリーホールでのベルリン・フィル演奏会が、カラヤンが日本で指揮した最後の公演となりました。曲目は、モーツァルトの交響曲第39番とブラームスの交響曲第1番でした。カラヤンは、ホールについて「まるで音の宝石箱だ」という言葉を残しました。
この時の演奏会は、NHKがFMで生中継していて、教員生活3年目の私は、ヘッドフォンで必死に聴いていたことを今でも覚えています。ベルリンフィルとカラヤンが渾身の力を振り絞った力演からは、もはやブラームスの音楽を超えて、カラヤンの音楽しか聞こえてきませんでした。カラヤンは翌年1989年7月16日に亡くなりました。サントリーホールとベルリンフィルの繋がりから、そんな昔の記憶が蘇ってきました。
さて、Nikokanさんからのレビューに戻ります。

曲目は以下のとおりです。
モーツァルト:ディヴェルティメント ニ長調 K.136
J.S.バッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV1043
ヴィヴァルディ:2つのチェロのための協奏曲 ト短調 RV531
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「和声と創意の試み」より『四季』op.8
「プログラム最初のモーツァルトのディベルティメント、温もりのある柔らかな音で始まりました。小さな音もきれいに聞こえてきました。ヴィヴァルディの「四季」は耳慣れたテンポより速く演奏され、別な曲を聴いているような気がしました。
ストラディバリウスという珍しい最高の楽器と、世界屈指の奏者たち、贅沢な、幸せなひとときでした。」
私は、サントリーホールでベルリンフィルを聞いたことはありませんが、「ベルリン・フィルハーモニー・ストラディヴァリウス・ソロイスツ」の響きを聴くことができたNikokanさんには、羨ましい限りです。
素晴らしいコンサートレヴューありがとうございました。




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