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​身近な風景

カツラの甘い匂い

  • 執筆者の写真: tokyosalamander
    tokyosalamander
  • 3 日前
  • 読了時間: 1分

2025年10月30日(木)、「動物の守り人」さんから、旭川の黄葉の便りが届きました。

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秋に黄色になる葉は「黄葉」、赤く染まる葉は「紅葉」ですが、どちらも「こうよう」と読みます。「黄葉」の代表選手は、イチョウですが、この写真の「黄葉」は、カツラです。


カツラの落ち葉は、醤油と砂糖をこがしたような香ばしい香り(キャラメルの香り)を放っています。カツラに含まれる香りの原因物質はマルトールという物質です。マルトールは二糖類のマルトース(麦芽糖、ブドウ糖が2個つながった糖)から生合成されます。独特の香り、甘味を助ける働きがあり、多くの食品にも添加されているそうです。


マルトールは、カツラの緑葉には少なく、黄葉、さらに茶色くなるにつれて含量が多くなります。葉が老化段階に入ったり、乾燥したりすると増加するようです。それに伴って、キャラメルのような甘い香りが強くなってきます。



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「動物の守り人」さんは、「甘い香りに誘われて、偶然、カツラの木を発見しました。」



カツラの黄葉は、視覚だけでなく嗅覚でも楽しませてくれる「一粒で二度美味しい」風景です。

 
 
 

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