旧足利西高一般公開
- tokyosalamander
- 10月25日
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更新日:10月26日
2025年10月25日(土)2年ぶりに旧足利西高校が、本日限りで一般公開されました。日本有数の学校ロケ地として、すでに210以上の映像作品に使用されています。



ここで足利西高校の歴史を振り返ってみましょう。
1969年(昭和44年)「栃木県立足利女子高等学校西分校」(昼間二部制の定時制課程。女子校)が設置されました。紡績の街「足利」で働く女子などが学んでいました。
1972年(昭和47年) 栃木県立足利女子高等学校から分離し、「栃木県立足利西高等学校」として独立しました。この地に移転した5月10日が創立記念日に制定されました。
1985年(昭和60年) 全日制課程普通科が設置されました。
1993年(平成5年) 定時制課程が廃止され、 全日制課程普通科のみとなりました。
2007年(平成19年)「第一期県立高校再編計画」によって、足利商業高校と統合し、足利清風高等学校となりました。足利西高校は生徒募集を停止しました。
2009年(平成21年)3月31日 をもって、 閉校となりました。
旧足利西高校(女子校)が閉校してから、今年で16年が経過しています。


その後、旧足利西高校は、2014年(平成26年)から、「あしかがフィルムコミッション」によって、学校ロケ地として、新たな歩みを始めました。2024年(令和6年)までの10年間で、210作品のロケ地として登場しました。


2024年のTBS「不適切にもほどがある」も、この地で撮影されました。


校舎内は、とても綺麗です。

当日は、数々の映像作品の「聖地巡礼」として多くの見学者で賑わっていました。そして、その中には、漏れ聞こえてきた会話から、旧足利西高校の卒業生と思しき女性たちの姿もありました。

黒板にさりげなく書かれた「西高 我らの母校」という文字が誇らしげでした。
ここは、高校再編に関わった者にとっても「聖地」です。人々から愛されている「旧西高」を見て嬉しくなりました。
PS:智泉さんから、コメントをいただきましたので紹介します。
「足利西高校全日制は私の初任校で12年間勤務しました。社会人一年生として赴任し、たくさん勉強させていただいた楽しい思い出がいっぱいの場所です。今日の一般公開に行くことができなくて残念に思っていました。
これからも映画などいろいろなカタチで、たくさんの人たちの役に立つ場所であって欲しいなと思っています。」




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