田植え&カエル調査2026
- tokyosalamander
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更新日:1 時間前
2026年6月6日(土)、佐野市長坂町(葛生)にある「モリ田守センター」の田んぼで、「田植え&カエル調査」を行いました。

「モリ田守センター」は、2023年に環境省から、民間の取組等によって生物多様性の保全が図られている区域として、「自然共生サイト」に認定されました。「モリ田守センター」では、米づくりや里山での学習、生き物調査などの「ネイチャー・ポジティブ」な活動を行っています。

今回は、「モリ田守センター」の里地里山保全活動の一環として、「田植え&カエル生態調査」を行いました。東京都内からの参加者や宇都宮大学「林業女子会@栃木」の学生など、約20名が集まりました。
田植えの準備が整うまで、栃木両生爬虫類の会の中島さんと私は、両生類や爬虫類の事前調査を行いました。

トタン板の間などにはヘビが潜んでいることがあります。ヘビの抜け殻や大きなアカズムカデにも遭遇しましたが、最大級のヤマカガシを捕獲することができました。これにはびっくり。今日の観察会の最大級のサプライズ、間違いなし!
一方、「林業女子会@栃木」のメンバーたちは、ソーラークッカーの組み立て作業に取り組みました。(ちなみに、女子会といっても、男子も所属しています。)

かなり手こずりましたが、見事に完成しました。

いよいよ、田植えの準備ができました。モリ田守センターの赤堀雅人センター長から、「田植え」に関する説明がありました。

田植え用の靴下が脱げない紐の縛り方などの実演もありました。

約1時間かけて、田植え体験を行いました。

見事な苗の列が完成しました。

一方その間、昼食の準備も着々と進行していました。ソーラークッカーも煮物などを温めるのに大活躍! ソーセージや焼うどん、焼肉などの美味しそうな匂いが漂ってきました。

田植えの時間が終わると、お待ちかねの昼食です。モリ田守センターの赤堀幸代さんによって、料理の説明がありました。


冷や汁が大人気でした。


ソーラークッカーで温められた「ワラビの煮物」も、どんどんなくなっています。

満ち足りた時間と空間が訪れました。皆さん、思い思いに食べたり飲んだりしています。

片隅では、ドクダミの花がきれいに咲き誇っていました。

昼食の後、恒例のカエル調査(生き物観察会)が行われました。
実は、田んぼでは大きな異変が起こっていました。

今年は、カエルたちの繁殖期である1月から4月にかけて、ほとんど雨が降っていませんでした。さらに、4月や5月には夏日などで気温が上昇、沢の水も枯れ、水田の水はカラカラに乾燥してしまっていました。
地面のひび割れがそれを物語っています。そのため、早春に産卵したアカガエルの仲間やアズマヒキガエルの幼生や卵塊などは、全滅してしまいました。

先週の台風の雨で、やっと田んぼに水が入りました。
それが引き金となって、トウキョウダルマガエルやヒガシニホンアマガエル、ヌマガエル、シュレーゲルアオガエルなどが活発化しています。あちこちから、それらのカエルの鳴き声が聞こえてきました。

シュレーゲルアオガエルは、白い泡状の卵塊の中で幼生が成育しますので、その分、乾燥に強く、田んぼに水が入ってくると、次々に孵化しているようです。
今回、観察することができた幼生は、シュレーゲルアオガエルだけでした。

最後に、今回のカエル調査(生き物観察会)の総括を栃木両生爬虫類の会の中島さんが解説してくれました。

今回、確認できた両生類は、以下の4種でした。
トウキョウダルマガエルの成体、
シュレーゲルアオガエルの成体・幼生・卵塊、
ヒガシニホンアマガエルの成体、
ヌマガエルの成体

そして、サプライズの「最大級のヤマカガシ」の登場です。

ヤマカガシは毒を持っていますので、爬虫類の専門家である中島さんによって慎重に捕獲されました。皆さんには、ネットの中に入った状態で観察してもらいました。この状態であれば、咬まれる危険性はありません。

やはり、「最大級のヤマカガシ」は大人気でした。大興奮という状態でした。
観察会終了後も興奮が冷めやりません。


私も、このヤマカガシに出会えただけでも、今日は来たかいがありました!
近年、外来生物のヌマガエルの数が圧倒的に増えていますが、そうしたカエルだけを食べているヤマカガシが増加傾向にあるのではないか、という中島さんのお話には複雑な思いがありました。
今日の田植えとカエル調査(生き物観察会)、とても充実した楽しい体験でした。皆様、お疲れさまでした。
最後に、恒例のドローンによる記念撮影が行われました。写真をいただけたら、ブログにもアップしたいと思います。




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