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​身近な風景

「臥竜のフジ」in 大田原

  • 執筆者の写真: tokyosalamander
    tokyosalamander
  • 5月8日
  • 読了時間: 2分

2025年5月7日(水)、大田原市蜂須にあるヤマフジが見頃を迎えてました。竜が横たわっているように見えることから「臥竜(がりゅう)のフジ」と呼ばれています。

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「臥竜のフジ」の樹齢は約100年、令和2(2020)年に「おおたわら令和の名木選・第20号」に選定されています。

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この部分が、竜の頭部でしょうか。

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胴体が連なっています。


このフジは昔からある「ため池」の横に自生しています。この場所は、蜂須・篠原地区の共有者39名の方々によって、「しのはら玉藻の里」として維持管理されてきました。

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ため池には、ホトケドジョウ、スナヤツメ、アブラハヤ、ギンブナなどの魚類、ゲンゴロウ、ガムシ、タガメ等の昆虫が生息しているそうです。

「臥竜のフジ」の横には、大きな「かえる供養」像が鎮座していました。

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毎年の農作業等で死んでしまうカエルを供養する目的で作られたのでしょうか。このような供養像を見たのは初めてです。希少な生き物だけを大事にするのではなく、そこに暮らしている生き物たちと、ともに生きてきた地元の人たちの心優しさを感じました。

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今日は快晴でしたが、時折、風が強く吹いていました。フジの花は気持ちよさそうに揺れています。

「臥竜のフジ」は、本当に竜が横たわっているように見えました。無心になって仰ぎ見ていると、いにしえから続いている生命力を分けてもらったような気がしました。「臥竜のフジ」の名に偽りはありませんでした。


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素晴らしいフジとそれを守っている人たちの思いに出会うことができました。




 
 
 

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