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​身近な風景

ひっつき虫の季節

  • 執筆者の写真: tokyosalamander
    tokyosalamander
  • 3 時間前
  • 読了時間: 1分

2025年10月22日(水)この時期、「ひっつき虫」(種子)が至る所で待ち構えています。

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これは、コセンダングサの種子です。一つ一つの種子の先端には、「逆さとげ」が付いています。

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「ひっつき虫」は、動物の体やヒトの衣類に張り付いて分布域を広める種子散布様式をもつ植物の種子(果実)の俗称です。この種子が衣服にくっついたら、なかなか取れないですよね。この「逆さとげ」を見れば、一目瞭然です。


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ところで、一つの花(集合花)には、いくつくらいの種子ができるのでしょうか?

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数えてみると、約60個付いてました。これだけの種子が衣服にくっついたら、取るのが大変です。植物の立場からすると、衣服にくっ付いた種子を手で取られることで、種子を別な場所に散布することができるのです。


そう考えると、人が頑張れば取れるくらいのくっつき方がちょうどいいのかもしれません。一度くっ付いたら二度と取れないのでは、種子の趣旨に反してしまいます。

 
 
 

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