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​身近な風景

遊歩道と「有明の月」

  • 執筆者の写真: tokyosalamander
    tokyosalamander
  • 10月11日
  • 読了時間: 2分

2025年10月10日(金)朝8時、渡良瀬川沿いの遊歩道の上空には、「有明の月」がかかっていました。

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有明(ありあけ)という言葉には、”夜明け”の意味があります。そのため、夜が明けても空に残っている月の総称として「有明の月」という名称で呼ばれています。



ちなみに、百人一首には、「有明の月」を詠んだ歌が三首あるそうです。そのうちの一つを紹介します。


第21番歌

今来むと いひしばかりに 長月の 有明の月を 待ち出でつるかな


→(意訳)貴方は「直ぐに行くから」って言っていたじゃあない。だから、わたしは貴方をずっと待っていたのよ。なのに、貴方は来ない。見てごらんなさいよ、毎晩待っているうちに、ほらもう九月。夜は長いうえに、今日も朝まで起きて、貴方を待ってしまったわ。

朝になったのに、お月様はまだ空に残っていて、貴方が来るのを待ち続けているわよ。まったく、私の気持ちにもなってよね。



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ところで、数日前の遊歩道と比べると、明らかな違いが見られます。遊歩道の周囲の草が全て刈り取られています。この道は、朝、通勤通学の自転車や散歩する方が多く、すれ違うのが大変でしたが、草が刈り取られて、道が広くなりました。


一方、開花が始まったセイタカアワダチソウは、一瞬で消え去りました。

 
 
 

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