美味しいもの見聞録㉞
- tokyosalamander
- 6月1日
- 読了時間: 3分
更新日:6月2日
2026年5月30日(土)、木曽名物「ほうば巻」という郷土食に出会いました。

長野県木曽町にある「木曽馬の里」に向かう途中、「道の駅木曽ならかわ」に立ち寄りました。レジの前に木曽名物「ほうば巻」(大村屋)が並べられていました。後で調べてみると、この日から販売が始まったことが分かりました。
とても珍しかったので、こし餡を3つ購入しました。一つ230円でした。

「ほうば巻」は、上新粉(米粉)の皮に餡を入れ、朴(ほう)の大きな葉で包み蒸しあげた郷土食です。葉が枝にくっついた状態で売られています。
ほお葉巻きに使われるホオノキ。大きな葉は香りが良く、古くから食品を包むのに利用されてきました。(写真:Qwert1234/Wikimedia Commons CC BY-SA 3.0)


いぐさの紐をほどき、葉を広げていくと、さらにもう一枚の葉で包まれた餅が姿を現しました。

柏餅にも似ていますが、柏餅よりも葉の香りが強いのが特徴です。爽やかな香りです。
木曽地方では、「ほうば巻」は旧暦の端午の節句(現在の暦では6月)の頃に各家庭で作られてきました。柏の葉が手に入りにくい山間部であったため、その時期に採れる身近なホオノキの葉を使って「ほお葉巻き」が作られたのが始まりとされています。
木曽町では初夏になると、10軒ほどの和菓子店がそれぞれ特色ある「ほお葉巻き」を製造・販売しています。つぶあん、こしあん、白みそくるみあんなど店ごとに味わいが異なります。

街道沿いでも販売されていました。
翌日31日の朝8時、宿の向かいにあった「宝来屋」さんでも、「ほう葉巻」が売られていました。蒸したてのアツアツ(つぶあん)が、店の奥から運ばれてきました。温かい熱気が伝わってきました。


さらに、こしあん、白みそくるみも並べられ、ラインナップが勢ぞろいしました。ここでは3種類を購入し、食べ比べをしてみることにしました。一つずつバラで飼うことができます。

「ほう葉巻」の葉は、ホウノキを栽培している方から購入しているそうで、5月上旬から7月20日くらいまで製造販売している季節限定です。
五月上旬(節句の頃)は、前年の葉を使っているそうですが、それ以降は採れたばかりのホウノキの葉を使って製造しているそうです。
「柏餅」は、蒸した餅を塩漬けした柏の葉で包んでいますが、「ほうば巻」は、ほうの葉で包んだ状態で蒸しています。そのため、一口食べると、ほうば独特の爽やかな香りが口の中に広がります。
「宝来屋」さんでは地方発送の予約が山のように入っていました。この時期しか食べられない初夏の爽やかな味わいは魅力です。特に、白みそくるみ餡には、固形のくるみが入っていて、木曽ならではの味わいを満喫しました。

木曽名物「ほうば巻」という美味しい郷土食に出会いました。初夏の風物詩として親しまれていました。




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