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​身近な風景

ヤマモモの果実

  • 執筆者の写真: tokyosalamander
    tokyosalamander
  • 6月22日
  • 読了時間: 2分

更新日:7月1日

2025年6月20日(金)、佐野市のHさんの自宅の庭で採れた「ヤマモモの果実」をいただきました。今年は大豊作で取り切れないくらいだそうです。

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ヤマモモ(山桃)、別名は楊梅(ヨウバイ、ヤンメイ)。日本にも古くから自生していました。枕草子にもその記述が見られます。


枕草子「見るにことなることなきものの」


見るにことなることなきものの文字にかきてことごとしきもの。

覆盆子(いちご)。

鴨頭草(つゆくさ)。

水芡(みずふぶき)。

蜘蛛(くも)。

胡桃(くるみ)。

文章博士(もんじょうはかせ)。

得業の生(とくごふのしょう)。

皇太后宮権大夫。

揚梅(やまもも)。

いたどりは、まいて虎杖(とらのづえ)とかきたるとか。杖なくともありぬべき顔つきを。


<現代語訳>

「見ると特に何ともないんだけど、文字を書いたら大げさなもの。

 覆盆子(いちご)。鴨跖草(つゆくさ)。芡(みずふぶき)。蜘蛛。胡桃。文章博士(もんじょうはかせ)。得業の生(とくごうのしょう)。皇太后宮権の大夫(だいふ)。楊梅(やまもも)。虎杖(いたどり)は、まして虎の杖と書くんだとか。虎は杖なんかなくても大丈夫って顔つきをしてるのにね。」


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ヤマモモは日本では6月~7月が実が完熟します。ヤマモモという名前から果物の桃をイメージしがちですが、見た目は全く異なり、サクランボのような小さな赤色の実を持ち、表面はでこぼこしています。まさに、「見るにことなることなきものの」ですね。



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Hさんのお庭のヤマモモは、小さな苗木の状態からここまで大きくなったそうですが、実がなるようになったのは数年前くらいからだそうです。ヤマモモには雄と雌の木があり両方が無いと受粉しないので、近くに雄の木が植えられたのではないか、ということでした。しかし、その花粉は「中国から来る」と言われるほど遠くまで飛ぶそうですので、真相は不明です。

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6月16日(月)にもいただいたヤマモモは、氷砂糖と一緒に漬け込み、ヤマモモジュースを作っています。氷砂糖はすっかり解け、今はこんな感じです。

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どんな味がするのか、今から楽しみです。



PS 6月30日(月)ヤマモモジュースができました!

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実の方は種がありますが、ヨーグルトなどに入れて食べると甘くて美味しかったです。

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ジュースの方は、原液を炭酸水で割って飲むと、爽やかなくせのない味がしました。

 
 
 

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