吉田さん、プラハへ
- tokyosalamander
- 8 時間前
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2026年6月22日(月)、旅の次なる目的地、チェコ共和国の首都プラハに到着しました。プラハの象徴とも言えるのが「プラハ市民会館」です。内部には「スメタナホール」や「市長の間」があります。

プラハ市民会館は1905年から1912年にかけて建設されました。当時のチェコはまだオーストリア=ハンガリー帝国の一部でしたが、チェコ人の民族意識が高まり、「チェコの文化と誇りを象徴する建物を造ろう」という機運がありました。市民会館全体が、チェコの歴史・芸術・音楽を称える「民族の殿堂」として構想されました。
チェコ国民にとって非常に重要な歴史的建造物です。

その中心となる大ホールには、近代チェコ音楽の創始者とされるスメタナの名が付けられました。スメタナは連作交響詩《わが祖国》(第2曲「モルダウ」が有名)によってチェコ民族の歴史や風土を音楽で表現し、「チェコ国民音楽の父」とみなされていました。

アール・ヌーヴォー様式の洒落た室内で、天井のガラスのドームの影響かとても心地良い残響のホールでした。


ステージの正面に鎮座するパイプオルガンは、市民会館が完成した1912年当時、オーストリア=ハンガリー帝国で最大かつ最高峰の性能を誇った怪物楽器だそうです。
この日、吉田さんはスメタナホールでコンサートを聴きました。

演奏プログラムより
1 モーツァルト
アイネ・クライネ・ナハトムジーク K.516
2 ヘンデル
ラルゴ(オペラ《セルセ(クセルクセス)》より)
3 ヴィヴァルディ
シンフォニア ト長調 RV147
4 マスカーニ
間奏曲(歌劇《カヴァレリア・ルスティカーナ》より)
5 ブラームス
ハンガリー舞曲 第5番
6 パッヘルベル
カノン ニ長調
(パッヘルベルのカノン)
7 J.S.バッハ
G線上のアリア
(管弦楽組曲第3番 ニ長調より)
8 ドヴォルザーク
ラルゴ(交響曲第9番《新世界より》第2楽章)
9 ドヴォルザーク
2つのワルツ
10 ヨーゼフ・シュトラウス & ヨハン・シュトラウス2世
ピチカート・ポルカ
プログラムを見る限り、観光客向けの「ベスト・オブ・クラシックス」ですが、選曲はよく考えられています。プラハの作曲家ドヴォルザークの作品が3曲(《新世界より》のラルゴとワルツ2曲)含まれているのも特徴です。
おそらく、曲以上にホールの雰囲気そのものを感じられたのではないかと思います。吉田さんによると、優美で心地良いコンサートだったそうです。
演奏した「プラハ・ミュージック」は21世紀初頭に設立された室内オーケストラです。チェコ放送交響楽団やチェコ・フィルハーモニー管弦楽団など、一流オーケストラで活躍するチェコ人演奏家によって構成されています。洗練された独特の響きと高い演奏芸術で知られています。
これを「スメタナホール」で聴けた吉田さん、羨ましすぎます。
プラハ市民会館の中で最も豪華で価値が高いとされる部屋が「市長の間」です。もともとはプラハ市長の公式応接室として造られ、国家的な来賓を迎えるための最も格式の高い部屋でした。市民会館の中でも特に重要な空間とされています。

この部屋は、アール・ヌーヴォーの巨匠アルフォンス・ミュシャ(ムハ)が、天井画、壁画、カーテン、家具、ステンドグラスに至るまで、室内すべての装飾を単独でデザインした唯一無二の空間です。円形の大きな天井画は、「スラヴ民族の調和」というテーマで描かれています。

三角形の区画や壁面には、チェコの歴史上の人物や寓意的人物が描かれています。
この部屋には小さなバルコニーがあり、1918年にチェコスロヴァキア独立が宣言された際、その歴史的な舞台の一部となりました。チェコ人にとっては単なる美術作品ではなく、国家誕生の象徴的空間でもあるそうです。

今回の旅の終着駅は、ブダペスト。ブダペストにある「ハンガリー国立歌劇場」のオペラを鑑賞する予定だそうです。
いやあ、物凄く贅沢な音楽旅ですね。ハンガリー国立歌劇場も楽しみにしています。




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