琵琶湖周遊の旅②
- tokyosalamander
- 8月30日
- 読了時間: 4分
更新日:9月1日
2025年8月27日(水)、今日は「琵琶湖周遊の旅」2日目です。いよいよ旅の本丸ともいえる琵琶湖横断の船旅がハイライトです。

朝食はホテルの日本料理です。

今日の最初の見学地は、国宝「彦根城」です。【公式】 国宝 彦根城
京都駅から琵琶湖線で一気に彦根駅まで移動しました(約50分間)。彦根駅から彦根城まではタクシーです。朝9時の彦根城は、ほとんど一番乗り状態でした。今日は「ひこにゃん」には会えそうにありません。

彦根城の敷地は広大で、石段の坂道が長く続いています。

彦根城の天守閣まで約10分。ご覧の通り、まだ他には誰もいませんでした。2Dのひこにゃんがお出迎えしてくれました。

天守閣の中を急な階段で登りました。最上階からは、ぐるっと360度の眺望が楽しめます。眼下には庭園(玄宮園)、北西の方角には伊吹山、西側には琵琶湖が広がっています。琵琶湖周辺の守りの要として、唯一無二のロケーションを誇っています。

次の目的地である長浜に移動しました。豊臣秀吉が築いた城下町・長浜は、古い町並みを生かした「黒壁スクエア」が大人気です。その一角にある一番人気店「翼果楼」(よかろう)の名物「焼鯖そうめん」を堪能しました。

10時半開店の直後でしたが、すぐに半分以上の席が埋まりました。早めに来て正解でした。ちなみに、12時頃に店の前を通ったら、入り口の前に行列が長く伸びていました。

これが、焼鯖そうめんと焼鯖寿司のセットメニュー(1450円)です。けっこうなボリュームがありました。焼鯖そうめんは、湖北の家庭料理です。味がしみこんだ肉厚の焼鯖とそうめんとの相性の良さにびっくりしました。この瞬間、「焼鯖そうめん」は私の中で琵琶湖グルメの最高峰に君臨しました。
午後は、竹生島クルーズです。長浜港から「びわ湖横断航路」で竹生島に向かいます。



竹生島は、琵琶湖に浮かぶ2番目に大きな島で、琵琶湖八景のひとつに数えられています。
島の名は「(神を)斎く(いつく)島」に由来し、その中の「いつくしま」が「つくぶすま」と変じ「竹生島」になったと言われています。竹が生えているというわけではありません。

165段の「祈りの石段」をひたすら登ると宝厳寺が見えてきます。本尊は弁才天で、江ノ島、厳島とともに三弁才天と呼ばれています。

宝巌寺本堂には、真っ赤な「弁天様の幸せ願いダルマ」が置かれています。願い事を書いてダルマの中に入れ奉納すると、願い事が叶うそうです。

島内には、豊臣秀吉が寄進した竹生島神社も建っています。本殿は国宝に指定されています。

竹生島神社では、龍やヘビが祀られています。

竹生島の中で最大のパワースポットは「竜神拝所」です。2枚の「かわらけ」の1枚に名前、もう1枚に願い事を書き、鳥居に投げて真ん中に入ると願い事が成就すると言われています。船の上から見えていた鳥居はこれだったんですね。
実際に挑戦しました。
約50分かけて、島内を拝観してきました。高低差もあり、いい運動になりました。



売店で食べた「抹茶あずき練乳かけ」のかき氷は美味しかったです。

14時45分、天気予報の通りに、雷鳴が轟く中、琵琶湖の対岸にある今津港行の船が、予定より早く出航しました。

乗船と同時に、激しい雷雨に見舞われました。しかし、激しく降っていたのは、船に乗っていた30分程度で、今津港に着くころには止んできました。これも「かわらけ投げ」の御利益でしょうか。
いよいよ今日の最後の見学地です。
今津からタクシーで約20分、パワースポット「白鬚神社」(しらひげじんじゃ)に到着しました。海の中に経っている鳥居が、道路をはさんだ神社から見えています。以前は海岸まで降りられたそうですが、通行量の多い道路で、昨年、交通事故死された方が出てきたことから、道路に柵が設けられ、近づけないようになってしまいました。

それでも休日となると、車が駐車場に入れないほどの参拝客でごった返すそうです。



湖西線の京都方面の電車は1時間に1本しかありません。時間まで、近江高島駅の周囲の町並みを散策しました。すると、昨晩、真鍋さんと呑んだ日本酒「萩の露」の蔵元(福井彌平商店)が見つかりました。


せっかくですので、店主さん一押しの日本酒・萩の露 特別純米 十水仕込(とみずじこみ)「雨垂れ石を穿つ」を買い求めました。

こうして、満ち足りた気分で近江高島駅発16時21分の湖西線に乗車しました。
夕食は、予約していた「京都 和久傳」です。

コースメニューの概要です。これはという日本酒がセレクトされており、京都は木下酒造の「Ice Breaker」が食中酒として絶品でした。

かなり贅沢な夕食でしたが、「世の中に、こんなに美味しいものがあったのか」という驚きがありました。ある意味、「生きててよかった」と思える時間と空間でした。そこでは、職人の技や食文化の伝統が、若い料理人に受け継がれていく様を目の当たりにすることができました。

こうして、「琵琶湖周遊の旅」第2日も終了しました。
(第3日へ続く)




コメント