top of page
IMG_4274.JPEG

​身近な風景

美味しいもの見聞録㉟

  • 執筆者の写真: tokyosalamander
    tokyosalamander
  • 2 時間前
  • 読了時間: 4分

2026年6月13日(土)。今日の美味しいものは、栃木県立博物館のミュージアムショップで購入した「上質 鹿沼土」「高級 赤玉土」「特選 腐葉土」です。

一見すると、食べ物とは思えませんが、よく見ると「〇〇〇みたいな食べられるお菓子」と書いてあります。裏側を見てみると、

左側から、

赤玉土みたいな食べられるお菓子(黒糖)

鹿沼土みたいな食べられるお菓子(きな粉)

腐葉土みたいな食べられるお菓子(チョコレート菓子)


これらは、鹿沼市のPRを目的に開発されたお菓子で、パッケージも園芸用土の袋そっくりなので、初めて見る人はかなり驚きます。


「食べられる土」シリーズは、鹿沼市の培土メーカー関係者によって、

2019年に企画が始まり、

2021年に「食べられる鹿沼土」、

2022年に「食べられる赤玉土」、

2023年に「食べられる腐葉土」が発売されました。


地域おこしの商品としては、毎年1種類ずつ増えていったところに、開発者の「次は何を土に見立てようか」という遊び心も感じられますね。土壌改良材の定番である「鹿沼土→赤玉土→腐葉土」という順番なのも、園芸好きには思わずニヤリとするポイントです。


さて、お味はどうでしょうか? 発売順に見ていきましょう。


①鹿沼土みたいな食べられるお菓子(きな粉)

「鹿沼土って何?」

→鹿沼土とは、関東ローム層で採取できる軽石です。約3万年前に赤城山が噴火したときの火山灰が風化し、主に栃木県鹿沼地方で採取できることから、この名前が付きました。粒が硬く崩れにくい、通気性、水はけ、水持ちのバランスに優れているという特徴があり、園芸やガーデニングには欠かせない存在です。サツキとの相性がよいことから、昭和40年代には鹿沼市の特産物である「サツキ」ブームに乗り全国的に需要が広まりました。」(以上、商品パッケージの説明文を引用)

(↑本商品の監修をしている刀川平和農園の「鹿沼土」)


確かに、見た目はかなり一致していますねえ。粒の大きさは「大粒」なので、鹿沼土の形状が手に取るようによくわかります。表面の粉っぽいところは「きな粉」でうまく表現されています。アーモンドときな粉の相性が良く、クッキーのさくさく感、ポリポリというアーモンドの食感、きな粉のしっとりとした後味、さらにはチーズの隠し味のバランスがうまくとれていて、「上質の鹿沼土」といった貫禄がありますね。



②赤玉土みたいな食べられるお菓子(黒糖)

「赤玉土って何?」

関東平野に広がる火山灰が降り積もって出来た土壌で鹿沼土の上部に堆積する関東ローム層の赤土です。乾燥させ大中小微粒と粒の大きさを選別したものが赤玉土です。盆栽・観葉植物・多肉植物などの幅広い植物に使用されています。」(以上、商品パッケージの説明文から一部引用)

(↑本商品の監修をしている刀川平和農園の「赤玉土」)


「赤玉土」の赤っぽさを黒糖を使ってうまく表現しています。「鹿沼土」のアーモンドに対して、「赤玉土」にはクルミが入っており、クッキー生地の中で、黒糖とクルミの油脂分とが絶妙なコンビネーションを演出しています。こちらも「特大粒」なので、「赤玉土」の形状と真っ向勝負をしています。まさに「高級 赤玉土」で、「上質 鹿沼土」の弟分として、十分すぎる存在感を示しています。



③腐葉土みたいな食べられるお菓子(チョコレート菓子)

「腐葉土って何?」

腐葉土は、主に広葉樹(ナラ・クヌギ)などの落葉が堆積し微生物に分解され腐食したもので、鹿沼土・赤玉土とともに3大基本用土とよばれ、培養土を作る基本用土の一部。鹿沼市は全国No.1の「土」の産地!高品質な培養土が全国に向け出荷されています。」(以上、商品パッケージの説明文から一部引用)

(↑本商品の監修をしている刀川平和農園の「腐葉土」)


「腐葉土」は基本的にはチョコレート菓子なのですが、クリスピーのようなサクサクした食感があります。表面をよく見ると、色の異なる粒々が散りばめられています。どうやら、これは栃木県産のニラ(フリーズドライ)のようです。チョコとニラ、一見すると相性が良くなさそうな組み合わせですが、甘さの中に野性的な土の香りが漂い、「特選 腐葉土」というイメージを生み出していました。そこまでリアルさを追究するかと思いました。


鹿沼市は全国有数の培養土産地です。「鹿沼土」「赤玉土」「腐葉土」という3兄弟が、それぞれの持ち味を発揮することで、単なるフェイクお菓子の域を超え、鹿沼市の「土」の伝道師としての役割をりっぱに果たしていることに感動すら覚えました。鹿沼市の土シリーズ、今後の展開はあるのでしょうか?


今回の「美味しいもの見聞録」は、食べられるお菓子「上質 鹿沼土」「高級 赤玉土」「特選 腐葉土」でした。栃木県立博物館のミュージアムショップの他、鹿沼市内では黒田養蜂園や鹿沼市花木センターなどで販売されています。是非、見かけたら手に取って見て下さい。

 
 
 

コメント


身近な風景

©2023 身近な風景。Wix.com で作成されました。

bottom of page