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​身近な風景

足利伊勢神社「夏越の大祓」

  • 執筆者の写真: tokyosalamander
    tokyosalamander
  • 4 時間前
  • 読了時間: 2分

2026年6月30日(火)、一年の折り返しとなるこの日、足利の伊勢神社では『夏越の大祓(なごしのおおはらえ)』が執り行われました。

大きな茅の輪をくぐって半年間の無事に感謝し、残る半年の健康と平穏を祈る人々の姿が見られました。


茅の輪とは、チガヤで作られた輪のことで、この茅の輪をくぐることで穢れを祓い、無病息災を願います。これを「茅の輪くぐり」「茅の輪神事」などと言います。


足利伊勢神社は、足利市伊勢町に鎮座する由緒ある神社です。創建は平安時代末期とも伝えられ、足利地方の総鎮守として古くから崇敬されてきました。主祭神は、天照大御神です。


三重県の伊勢神宮の御祭神と同じであることから、「足利のお伊勢さま」と呼ばれ、多くの参拝者を集めています。

こちらは「内宮(ないぐう)」です。天照大御神(あまてらすおおみかみ)が祀られています。天照大御神は、太陽の光そのものを象徴する神様です。


足利伊勢神社は、「内宮・外宮・月讀宮」の三社を一度にお参りできる神社です。


この鳥居の奥に外宮と月讀宮があります。

正面に見えるのが「外宮(げくう)」です。御祭神は豊受大御神(とようけのおおみかみ)で、食物・衣食住・産業を司る神様です。天照大御神のお食事を司る神としてお迎えされたと伝えられています。


さらに、列の先端付近にあるのが「月読宮(つきよみのみや)」です。月読宮は内宮の別宮です。御祭神は月読命(つきよみのみこ)で、天照大御神の弟神、そして月を司る神です。



足利伊勢神社の「型抜き御朱印」です。なぜなのでしょうか?


これには、「天岩戸(あまのいわと)」の神話が関係しています。


須佐之男命(すさのうのみこと)の乱暴な振る舞いに心を痛めた天照大御神は、天岩戸に隠れてしまいます。すると、太陽がなくなり、世界は暗闇となり、災いが続きました。


神々は相談して、天鈿女命(あめのうずめのみこと)が舞を舞い、神々が大笑いし、長鳴鳥(鶏)を鳴かせました。


外の様子が気になった天照大御神が岩戸を少し開けたところを、力持ちの神・天手力男神(あめのたぢからおのかみ)が岩戸を開き、世界に再び光が戻りました。


この神話から、伊勢神社では、「夜明けを告げる鶏」は、太陽神である天照大御神の出現を知らせた神聖な鳥とされています。


夏越の大祓で半年の穢れを祓い、新たな気持ちで後半を迎える6月30日、「闇から光へ」という天照大御神の神話と重なり、季節にふさわしい意味を感じました。


 
 
 

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