2024年8月6日(火)、トウキョウサンショウウオの繁殖地の水域は、この夏の猛暑で干上がりそうになっています。わずか1週間で水環境が激変しました。
7月29日(月)には佐野市の最高気温が41℃を記録しました。連日35℃を超える猛暑の1週間でした。しかし、これほど急激に水が干上がりそうになるとは!
この時期、トウキョウサンショウウオの幼体はまだ変態・上陸できる状態ではありません。放っておけば、幼体は全滅してしまいます。
そこで、幼体を継続的に採集しサイズを計測している水域に限定し、人工的に水を供給して水域を維持することにしました。下の水域をダム状にして、水が溜まるようにしました。
こんな感じです。そこに水を20リットル投入しました。
水位を確認できるよう定規を差し込みました。
8月3日から、毎日、仕事の帰りに立ち寄って、20リットルの水を投入しています。
8月6日(火)18時の状況です。これまでに80リットルの水を投入しました。
水を投入すると、ダムをオーバーフローした水が下流に流れ出します。そのため、下流もかろうじて一部の水域が維持されています。
ここ数日は、曇りの日が続いているせいか、水の蒸発量は猛暑時よりは少ないのが、頼みの綱です。ここは、まとまった雨が降るしかありません。
一緒に研究している高校生たちも、全員で「雨乞い」をしています。ここは龍神様のご加護を期待しています。
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