皆既月食
- tokyosalamander
- 9月8日
- 読了時間: 2分
更新日:9月8日
2025年9月8日(月)、約3年ぶりの皆既月食が観察できました。午前1時27分から欠け始め、完全に月が地球の影に入る皆既は、2時30分から3時53分まででした。

今夜は雲一つない絶好の観察日和でした。

国立天文台、ほしぞら情報9月号より皆既月食(2025年9月) | 国立天文台(NAOJ)
↓午前1時32分

↓午前1時38分

↓午前2時

↓午前2時5分

↓午前2時18分

↓午前2時25分

↓午前2時29分

↓午前2時35分

これ以降は、暗くてほとんど見えなくなってしまいました。カメラでも撮影できませんでした。まさに、皆既月食でした。
皆既月食が終わるのは3時53分ですが、この後、寝てしまいました。
皆既月食の後半戦が観察できなかったのは残念でしたが、智泉さんから、皆既月食の後半戦の写真をいただきました。

皆既月食が始まる前の「満月」です。
月が、皆既食から抜け出る様子です。

(左)皆既食の終わり (中)部分食 (右)部分食の終わり

右側の写真を拡大すると、月の右下が陰になっているのが分かります。もう少しで完全に地球の影から抜け出ます。薄い雲のすき間から、再び全貌を現した「満月」です。智泉さんのお陰で、皆既月食が完結することができました。
一夜明けた8日の夕方、「しばのももちゃん」さんから、写真が届きました。

「今日の部活帰りに見た月はとても綺麗でした。夕日のように、オレンジが鮮やかで、生徒と、夕日? 太陽? でも方角がおかしい、などと訳のわからない会話をしていました笑い」
→綺麗な月の写真ありがとうございます。皆さんのおしゃべりが聞こえてきそうです。
地平線近くの月からの光が、厚い大気の層を通過すると、青い光は届きにくく、赤い光だけが私達の目に届きます。そのため、月が赤っぽく見えるのです。朝日や夕日が赤く見えるのも同じ理由です。
また、地平線近くの月が大きく見えるのは、主に「月の錯視」と呼ばれる視覚的な現象によるもので、実際の大きさは変わっていません。
さて、約1か月後の10月6日は、一年で最も月が美しいとされる「中秋の名月」です。その際には、今年も皆さんからの「それぞれの名月」を募集します。お天気になることをお月様に祈っています。
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