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​身近な風景

「なでうなぎ」星宮神社

  • 執筆者の写真: tokyosalamander
    tokyosalamander
  • 7月16日
  • 読了時間: 3分

2025年7月16日(水)、栃木市平柳町にある「平柳星宮神社」を参拝しました。ここには、虚空蔵菩薩の使いである「うなぎ」が「なでうなぎ」として祀られています。

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平柳星宮神社は、磐裂命(いわさくのみこと)・根裂命(ねさくのみこと)・経津主命(ふつぬしのみこと)が祀られ、開拓・農耕・商売繁盛・国土鎮護の社として往古より崇敬されてきました。

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「明治時代に入って神仏分離がなされるまで、虚空蔵菩薩を本地仏として 併せ祀ってきたことから、「こくぞうさま」の通称でも親しまれています。また、虚空蔵菩薩の乗り馬が「うなぎ」であることから、当社 においては神仏分離後も「うなぎ」を神様のお遣いとして大切にしています。当社の神職はうなぎを食べない風習を守り伝えており、 その一端を窺い知ることができます。」

(平柳星宮神社 公式HPより 御神徳・御由緒 | 栃木市 厄除け祈願・御朱印

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土用の丑の日を前に、うなぎに因んで、この神社を訪れましたが、うなぎを食べない風習が守られていることを知りました。うなぎを楽しみにしている俗世間に住む者が、境内に立ち入っていいものか、はばかれる気がしました。

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虚空蔵菩薩のお遣いであるうなぎは、水を求めてどんな困難や障害も乗り越え前進する強い生命力を持っています。うなぎと自分の干支の文字をなでると身体健全・家内安全・事業繁栄の御利益があるとされています。また、運気アップの「うなぎのぼり」の願いも込められていることは言うまでもありません。

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うなぎの周囲には、12個の干支の文字が刻まれています。中央の半球は地球でしょうか。ここには、うなぎにまつわる壮大な世界観(宇宙観)が隠されているのかもしれません。


うなぎの御朱印とおみくじです。

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大吉でした。素直に嬉しいです。

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「蕪(かぶ)は鶉(うずら)となり、山の芋は鰻になる」という諺が添えられていました。

→起こるはずのないことが時には起こることのたとえ。いくら形が似ていても、蕪(かぶら)が鶉(うずら)になったり山芋が鰻になったりすることなどありえないが、それが起こるとの意から。


大吉ではありましたが、その文面を調べて見ると、はたして、持ち上げられているのか、けなされているのか、よくわかりません。しかし、一見脈絡がないようなことが起こりうるのが人生と考えると、意外に真実に近いのかもしれません。いずれにしても、のらりくらりとしているところが、うなぎのおみくじの本性なのかもしれません。

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土用の丑の日(2025年は7月19日と31日)を前に、以前から気になっていた平柳星宮神社(うなぎの神社)に参拝できて良かったです。虚空蔵菩薩のお遣いであるうなぎ様には申し訳ありませんが、土用の丑の日に食べるうなぎが、ますます楽しみになってきました。


 
 
 

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