今日は「半夏生」
- tokyosalamander
- 7月1日
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2025年7月1日(火)、今日は七十二候の一つ「半夏生(はんげしょう)」です。半夏生という名前は、この時期に半分だけ白い葉をつけるドクダミ科の多年草「ハンゲショウ」に由来するという説もあります。

この日、「あしかがフラワーパーク」で撮影しました。

ハンゲショウの和名は、「半夏生」と「片白草」があり、それぞれ花の咲く時期と葉の様子を表しています。園芸品種のようなイメージがありますが、れっきとした在来種です。

あしかがフラワーパーク内の池の周囲に咲いていました。ネットで半夏生について調べていたら、意外にも身近な場所に生えていることがわかりました。あしかがフラワーパークのHP内の「スタッフ日記」というブログに半夏生の写真がさりげなく映り込んでいました。どこにあるのか探してみてください。
職場からの帰り道に寄ってきました。今日から入園料半額キャンペーンが始まっていたので、350円で入園することができました。
半夏生は、二十四節気の一つ「夏至(げし)」をさらに3つに分けた七十二候の雑節(ざっせつ)の一つです。雑節とは、日本独特の移ろいやすい季節の中で、農作業などを行う時期を見極めるための目安とされていました。いわば、農作業のスケジュール管理のツールとしても活用されてきました。半夏生より後に田植えをすると、秋の収穫量が減少すると言われ、農作業の節目とされる重要な日であるとされていたそうです。

『二十四節気』とは?読み方と意味一覧!二十四節気の簡単な覚え方 に掲載されていた図を転載(「日本文化研究ブログ」)
半夏生は、夏至の日から数えて11日目にあたる日から5日間を指していましたが、現在では、太陽黄経が100度を通過する日を半夏生と定義されており、2025年の半夏生は7月1日となっています。

初夏の訪れとともに咲き始めるハンゲショウ.。その色彩の変化が季節の移ろいと心情の変化を映し出すとされ、古くから愛され続けた情緒豊かな花です。また、ハンゲショウは、シンプルでありながらミステリアスな語感があることも魅力の一つになっていると思います。
今日が半夏生であることは、通勤途中のカーラジオで知りました。半夏生の日にハンゲショウに出会えてよかったです。
半夏生の季節が終わると、七夕(7月7日)がやって来ます。




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